ブラチスラヴァ(Bratislava)

5年半ぶりに訪れるスロバキアの首都ブラチスラヴァ(「ブラチスラバ」と表記されることも多いです。)、今回は前回と違って泊まったホテルは旧市街にほど近いところで、ショッピングモールや新国立劇場は歩いてすぐのところです。
観光は10時からということで、Sさんと朝食後に恒例のカメラ散歩です。
 
  
 
   
  ホテルの玄関をでて左側を見ると聖マルティン大聖堂の鐘楼、そしてその奥には丘の上に建つブラチスラヴァ城が少しだけ見えます。  
     
  ホテルの左隣は新しくできたショッピングモール、地下には大きなスーパーがあります。  
     
  ホテルの右斜め前には2007年にオープンしたスロバキア新国立劇場、旧市街には1886年にオープンした国立劇場があり、現在でもオペラ、歌劇、演劇が上演されていますが、こちらの新国立劇場もオペラ、歌劇、演劇が上演されています。  
     
  ミラン・ラスティスラフ・シュテファーニクの像
ミラン・ラスティスラフ・シュテファーニク(Milan Rastislav Štefánik)は、1880年にスロバキア北西部にあるコシャリスカーで生まれた軍人、政治家で、第一次世界大戦中に、後に初代スロバキア大統領となったトマーシュ・マサリクらとともに、スロバキアの独立運動を率いた中心的な人物ですが、1919年にイタリアから帰国する際に飛行機の墜落事故で亡くなっています。
 
     
    ホテルのそばを流れるドナウ川沿いには長さ10kmにも及ぶ遊歩道があります。
ここがスタート地点のようで、上流のラフランコニ橋(Most Lafranconi) まで行って橋を渡り、下流に歩いてアポロ橋(Most Apollo)を渡って戻るというコースのようですが、我々は旧橋(Starý Most)とSNP橋(Most SNP)の中間までです。
 
        
  旧橋(Starý Most)
ハンガリー王国時代の1897年に、ドナウ川に架けられたフランツ・ヨーゼフ橋(Most Františka Jozefa)を、老朽化により解体して、旧橋桁の形状をイメージして2015年に設けられた市電、歩行者用の橋です。
 
       
  SNP橋(Most SNP)
1972年に供用が開始された斜張橋で、1993年のチェコスロヴァキア連邦共和国の連邦制解消後は、新橋(Nový most)と呼ばれていました。その後、スロバキア国民蜂起68周年の2012年8月29日に旧称のSNP橋(スロバキア国民蜂起橋)に戻されています。
橋には高さ84.6mの位置に円盤状の展望台がある塔が設けられて、その形状からUFO橋とも呼ばれています。

 

 
  スロバキア国立自然史博物館(Prírodopisné múzeum)
240万点以上の古生代、中生代等の動植物や鉱物関係の資料が展示されている博物館です。
 
     
  コメンスキー大学(Univerzita Komenského)
1919年に設立されたスロバキアで最も歴史のある公立大学で、コメニウス大学とも呼ばれ、文学部、教育学部、経済学部、医学部、法学部などからなり、28000人を超える学生が学んでいます。
 
     
午前10時に全員そろって観光スタートです。      
        
   聖アルジュベタ教会(Modrý kostol svätej Alžbety)
聖エリザベス教会とも呼ばれるこの教会は、1913年にアールヌーボー様式で建てられた教会で、外観から内部に至るまで薄い水色で塗られており、「青の教会」又は「青い教会」と呼ばれています。
  
 
     
   
     
聖アルジュベタ教会を出てからバスで丘の上にあるブラチスラヴァ城に移動です。  
        

                           ウィーン門
 
                ウィーン門から坂を上るともう一つ門があります。
 
     

                           博物館
 
                           城の正面
 
     
   
バロック庭園  
     

                 バロック庭園側から見るブラチスラヴァ城
 
  城の正面にある大モラビア王国のスヴァトプルク王の騎馬像
 
     
  城内には井戸が二ヶ所にあります。
左は中庭にある井戸、右は地下に造られた井戸、深さは80mほどあってそばを流れるドナウ川の水面と同じ所まで掘られているとか。この井戸ができたのは何と800年も前のこととか。
 
 
     
  ブラチスラヴァ城の見学を終えて旧市街の観光に

左は外門に通ずる石橋、当初は跳ね橋であったようですが、18世紀に石橋が架けられたようです。橋の左側には聖ヤン・ネポムツキー、右には大天使ミハエル(ミカエル)の石像があります。

橋を渡って門を抜けるとミハエル門です。(右の写真)
 
 
   
  ミハエル門を抜けるとミハルスカ通り、道には「0kmポスト」があり、ここから東京までは9142kmと刻まれています。
道には所々に王冠のマークがありますが、これは「王の道」と呼ばれ、王様が戴冠式の際のパレードで通るルートを示しているとのことです。
 
 
     
  ミハルスカ通りを歩いているとパトカーが、そしてその後ろには警官が二人、添乗員さんが「そばを歩いている女性二人連れはスリですから気を付けてください」とのこと。
この後その女性たちは警官の職質を受けていました。
 
     
 
デンマーク大使館
ここではベートーベンが一時住んでいて、ピアノの教師として働いていたこともあるとのこと。
 
      
フラヴネー広場
左はフランス大使館で、大使館の前にはベンチに寄り掛かる格好をしたナポレオンの銅像があります。
正面はブラチスラヴァの旧市庁舎。市庁舎の時計塔には、ナポレオン戦争時代にフランス軍が撃ち込んだ大砲の弾痕が残されています。(右の写真の黒い丸)
右側の建物の2階には日本大使館があります。
 
 
  
        
  SNP橋から見るドナウ川
写真の左側はオソブニー桟橋で、ドナウ川クルーズの発着点となっています。
 
     
  SNP橋
橋の上にあるレストランで昼食。どうやって上に上がるのだろうと前回来た時も不思議に思っていましたが、下流側の橋脚内にエレベータがあって、これで84.6m上にあるレストランまで上がります。
同行者が面白いトイレがあるよといわれて撮ったのが右の写真。なんと大きなバケツが小便器となっています。
 
 
     
 
 レストランの上には展望台があり、360度遮るものなしでブラチスラヴァの街を見渡すことができます。(高所恐怖症の人にはチョイと厳しいかもしれませんね。)  
       
  展望台よりブラチスラヴァ城をアップで撮影  
   

                            旧市街
 
橋の下は欧州自動車道路E58号線、この先18kmでハンガリーとの国境になります。
 
     
聖マルティン大聖堂(St. Martin'S Cathedral)
聖マルティン教会とも呼ばれるこの大聖堂は、1452年に創建された教会で、創建当時はブラチスラヴァ城の防護壁の中に組み込まれ、要塞の一部となっていました。教会では、1563年~1830年にかけてハンガリー王の即位式が行われており、女帝マリア・テレジアをはじめ多くの王様の戴冠式が執り行われたことで有名です。
鐘楼の高さは85mあり、塔の最上部にはハンガリー王の王冠のレプリカがあります。
     
 
       
   
 
        
 
 
        
午後4時全員再集合してバスでウィーン国際空港に。これから帰国です。      
        
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