カイロ市街と周辺都市
 

エジプトの首都カイロ、ナイル川の両側に東京都の人口にも匹敵する1200万人が住んでいるといわれるこの街に到着したのは深夜でしたが、バスでホテルに向かう途中の市街ではまだ市民達が出歩いており、いつまで起きているのかと思うほどでした。昼間の市街は、行き交う車が多く、しかも信号のない交差点(殆んど見かけない)での渋滞とディーゼルエンジンによる排気ガスの臭いがきつく、これまで訪問したどの都市とも違った雰囲気を持っていました。
市街は、オフィスを中心とした新市街、イスラム地区、オールドカイロとありますが、1979年に「イスラム都市カイロ」として世界文化遺産に登録されています。 
  

 
  シタデルの入口の案内看板
カイロ市街のイスラム地区にあるこのシタデルは、12世紀の後半に十字軍に対する拠点として建設された城塞でモカッタムの丘の上にあり、ムハンマド・アリ・モスクの広場からはカイロ市街が一望できます。
 

 
  シタデルの鍛冶屋の塔と砂の塔
バスの車内から撮影したのでチョッと色が悪いですが。
 

 
  シタデルの城壁  

 
  ムハンマド・アリ・モスク
シタデルの中にあるこのモスクは、19世紀の半ばに完成した巨大なドームと鉛筆様の2本の塔が特徴です。
 

 
  モスクの回廊
モスクに入るには靴を脱がなければなりません。
 
    モスクの中庭
全員靴を脱いでの見学です。
 

 
  時計台
パリのコンコルド広場にあるオベリスクはルクソール神殿のものをエジプトが贈ったものですが、この時計台はフランス政府がそのお返しとして贈ったとのことです。
残念ながら故障して動いていません。
 

 
  モスクの内部
赤い絨毯が敷かれた内部は見学者が大勢いましたが、お祈りの最中は見学ができないとのことです。(フラッシュなしでの撮影)
 

 
  カイロ市街
モスクの広場から見たカイロ市街ですが、砂嵐の影響で遠くに見えるピラミッドも殆んどかすんでいます。
 
スーク(市場)
カイロ市街のイスラム地区にあるハーン・ハリーリのスークの入口です。
11世紀頃から市ができ、いくつものバザールの中でただひとつ残ったものだそうです。土産物屋が多く細い道の両側に軒を連ねていますが、横道を入ると迷路のようになっていて迷子になる危険性もあるとか。
買い物にあまり興味のない我々夫婦は、入口を入ってすぐのマクファ(カフェ)でコーヒーを飲みましたが、なんとインスタント、紅茶を飲んでいる人を見るとこれもティーバッグ、でも値段は日本円で300円近く取ります。

 

スークの入口付近
 
写真後方の塔はスークを出たところにあるガーマ・ホセインの塔
 

 
  スークの店舗  

 
  駱駝で買い物?
カイロ市内のお土産やさんの店先で通りを見ていたら見かけたものです。、
 

 
  ナイル川の落日
宿泊したホテルのバルコニーから撮影したものですが、チョッと砂嵐が発生していたようで、夕日もあまりきれいではありませんでした。
中央の高い塔はナイル川の中洲となるゲジラ島にあるカイロで最も目をひくモダンな建造物のひとつで高さは187mあります。
 

 
  ライトアップされたエジプト考古学博物館
内部は撮影禁止でカメラは持ち込めないとのことで、宿泊したホテルのバルコニーから撮影。
朝起きてから周辺を散歩しましたが、ほかのどこよりも警備の警官が多く、また、近辺の通りは車の排気ガスが臭くて早々に引き上げました。
 

 
  ナイル川の夕景
 

 
  ナイル川の夜景
ディナークルーズの船は2時間かけてナイル川をクルーズします。船からの撮影です。
 

 
  ベリーダンサー
クルーズ船でのダンサーです。お腹の辺りにチョッと肉がつきすぎているようですが、現地ガイドの話では、あまり痩せすぎているダンサーは人気がないとか。
 

 
  スーフィーの旋舞ショー
このスタイルで何度もぐるぐる回転していますが、殆んど目が回っていないようで、引っ張り出されたツアー客の中には一緒に回転して目が回り、崩れこむ女性もいました。
 

 
  スフィンクス
メンフィスの遺跡の入口付近にあるアラベスタ(雪花石膏)で造られたスフィンクスです。こちらのスフィンクスはギザのものと違って顎のところの髭が残っています。
1912年に発見されたとのことです。
  

 
  ラムセス2世の像
メンフィスの遺跡にあるアラベスタで造られた像です。足の部分が一部欠けていますが、体長は15mの大きさです。
上の写真は2階から撮った全体像、下の写真は像の頭の部分です。
 
 
   
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