ルフィ博物館
 
デルフイの遺跡から出土したものを中心に展示しており、アルカイック期(初期古代ギリシャ期で紀元前8世紀から5世紀半ばごろといわれています。)います。ここにはアポロンの神殿から発見された「へその石」も展示されているそうですが、時間の都合で見学できませんでした。
 
  ナクソスの柱の上にあった紀元前6世紀頃に作られたというスフィンクスの像
     
  黄金の出土品
     
  紀元前5世紀頃の作といわれる竪琴を弾くアポロンを描いた盃
     
  神殿上部にあったライオンのレリーフ
     
  青銅の御者の像
     
デルフィ遺跡(1987年世界文化遺産登録)

デルフィは、東西に広がる小さな街で、古代ギリシャでは「大地のへそ」として世界の中心にあると考えられていたようです。街の起源は紀元前2000年ごろといわれ、紀元前6世紀頃には神託を受けるために訪れる巡礼者で全盛期を迎えたようです。
当時は音楽と文芸の神アポロンにちなんで音楽等を中心とした祭典が開催されていたようですが、4世紀後半に殆んどの建物が破壊されてから長い間地中に埋もれ、19世紀末に発掘されて漸く日の目を見るようになったようです。
遺跡を見学していたときに、違うツアー参加者の女性でハイヒールをはいていた人を見かけましたが、かなり歩きにくいらしく往生していました。

 
  アテネの柱廊
ペルシアとの戦争後に戦利品を収めるために建てられたものです。
     
   
劇場
収容人員5,000人の劇場で紀元前4世紀頃に建てられたそうですが、現在のものは紀元前2世紀頃に再建されたものです。
     
  アポロンの神殿
紀元前6世紀頃に最初の神殿が建てられ火災で焼失、その後再建されたものは地震で倒壊、現在残っている遺跡は紀元前4世紀後半に再建されたもので、6本の柱が復元されています。
写真の遠景には紀元前4世紀に建てられた体育訓練所の遺跡が見えます。
     
  競技場
劇場跡から更に上に登ったところにあるローマ時代の競技場跡です。トラックの長さは178m、幅23mで7,000人の観客を収容できたそうです。
   
  競技場には、スタートとゴールの位置を示す大理石が埋め込まれています。
   
   シフノス人の宝庫
イオニア式のこの建物は、シフノス島の金鉱の収益資金により建てられたもので、遺跡の入り口を入ってすぐにあります。
     
     
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