ファティマのバジリカ
 
 
  ナザレのホテルを出発してから約1時間でファティマ(Fátima)に到着です。
ここファティマは、人口1万人ほどの小さな街ですが、この街を有名にしたのが、第1次世界大戦中の1915年5月13日に、羊を追う3人の子供たちの前に聖母マリアが現れ、その後数々の奇跡が起こったことからです。
聖母マリアが現れた毎年5月13日とその前日に行われる聖母出現祭には多くの信者が訪れ祈りを捧げるといわれています。
 
     
 
 
バジリカの広場に着くと2005年に訪れたときにはなかった新しい建物があります。聖三位一体教会と名付けられた教会で2007年に建てられたもので、教会とは思えない建物です。
写真は大聖堂から撮影したものですが、この広い広場が聖母出現祭では、30万人ともいわれる多くの信者で埋め尽くされます。
訪れたとき、わずか数人ですがひざまずいて祈りながら礼拝堂まで歩く信者を見かけました。
 
     
 
 
 
  三位一体礼拝堂の入口(左)とローマ教皇(法王とも)パウロ6世像(右)
パウロ6世は聖母出現50年際の時に訪れており、以後歴代の教皇がこの地を訪れることとなりました。
 
     
   
   
礼拝堂に入ると中央には磔にされたキリストの像、背景は金屏風のようなモザイク画があります。
 
 
   
     
   
  バジリカは高さ65mの鐘楼が中央にあり、両側が回廊となっています。バジリカの手前にはキリストのモニュメントがあります。バジリカ手前の大きな広場が信者で埋め尽くされるというのですけど、実際に見ないと信じがたいですね。  
     
   
  鐘楼の中央には聖母マリア像、そして聖母出現を目撃したフランシスコ・マルト(右)とジャシンタ・マルト(左)兄妹の写真があります。  
     
 
 
 
  バジリカの手前左には屋根に覆われたところに小さな礼拝堂があります。ミサが行われていたのでそばまで行けませんでしたが、聖母マリアが現れた場所といわれているところで、出現の礼拝堂と呼ばれています。礼拝堂の前にはガラスケースに収められた聖母マリアの像があります。  
     
 
回廊
 
     
 
礼拝堂
 
     
 
祭壇
 
     
 
祭壇上の漆喰画
 
     
 
 
 
  祭壇のに向かって左側にあるジャシンタとルシアの墓(上左)、右側にあるフランシスコの墓(上右)  
     
 
 
     
  11時15分、次の目的地バターリャに向かって出発です。  
      
      
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