アプトの道と碓氷関所跡  
    
アプトの道

廃線となった旧信越本線の横川から軽井沢までの区間は11.2km、標高差が550mのなる難所でアプト式で運行されていましたが、廃線後のこの区間を遊歩道として整備し一般に公開されています。横川駅から軽井沢までは26箇所もの隧道があるとのことですが、現在は碓氷第六号隧道入り口までの約5.5kmが整備されており、その一部を歩いてみました。
 
 
    碓氷湖
利根川流域の碓氷川をせき止めて作った人造湖で、中山道からちょっとわき道に入ったところにあります。湖の周りを一周できるようになっており紅葉の季節に訪れる人も多いようですが、ここの駐車場に車を止めて遊歩道まで坂道を上ります。
 
    坂道を登りきると遊歩道に出ます。ちょうど第二号隧道と第三号隧道との中間ぐらいです。
横川駅からですとここまで約4km位あるとか。
 
 
第二号隧道(横川側)長さは112mあり少しカーブしています。  
    
   
第三号隧道(直線で長さは77.5mです。)   
    
第四号隧道(直線で長さは100.3mです。出口の先には第五号隧道が見えています。)  
 
    第五号隧道横川側の入口
長さは2403.6mで少し左にカーブしています。
   
 
第五号隧道 第五号隧道軽井沢側出口(出てすぐのところが第三号橋梁です。)  
   
碓氷第三号橋梁
アプトの道の中でもっとも有名な場所です。明治26年(1893年)200万個ともいわれるレンガを使って造られたこの橋梁、国道18号線(旧中山道)を跨ぐ形で架けられており4連のアーチ橋で全長91m、川底からの高さ31mあり、現存するレンガ造りの橋では国内最大級のもので、1993年に鉄道施設としては初めてとなる「碓氷峠鉄道施設」として重要文化財に指定されています。
橋はイギリス人技師パウナルの指導の下に造られたとのことで積み上げているレンガは「イギリス積みと」いう方法を用いられています。(なお、前橋市にある富岡製糸場はフランス人技師の指導の下に造られフランドル方式で積み上げられています。)
 

第五号隧道側から撮影

第六号隧道側から撮影(右下は国道18号線)
 
 

新線の鉄橋。といっても平成9年に廃線になっています。

第六号隧道入口(現在通れるように工事中とか)
 
   

国道18号線から見る碓氷第三号橋梁
 
   
   
 
       
碓氷関所跡

横川の駅から歩いて約10分弱、旧中山道の松井田宿と坂本宿 の間にあった関所で、元和2年(1616年)に設けられたもので、当時長さ90mの関所には東門と西門があったようですが、現在は東門が復元されて残っているだけです。群馬県の文化財として指定され、資料館には当時の資料も展示されていますが、あまり訪れる人もいないようです。
 
   
    
   
 
    
        
        
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