ハイデルベルグとリューデスハイム
 
前日泊まったヒルシュベルグのホテルを8時過ぎに出発、ハイデルベルグには20分くらいで到着です。
ハイデルベルグの街はネッカー川に沿うように街並みが続きますが、街の始まりは紀元前1世紀ころからといわれる古い街ですが、第2次世界大戦の被害を受けることがなかったため、旧市街は中世の趣を残したままとなっています。
また、この街には14世紀の終わりにハイデルベルグ大学が創設され、学生の街として知られており、ゲーテ、ショパン等の詩人や芸術家が集い、近年では8人のノーベル賞受賞者をも輩出しています。
ハイデルベルグ城
14世紀のはじめにプファルツ選帝候によってネッカー川を見下ろす丘の上に建てられたが、17世紀の30年戦争により爆破され廃墟となり、現在に至るまでそのままの姿を残している城で、テラスから見るネッカー川とハイデルベルグの街並みや城の周りの庭園がとても素敵なところです。

エリザベート門

           城への入口

時計塔(入口を入るとすぐ後ろにあります)

      時計塔の下にある落とし戸

フリードリッヒ館

       中庭とルプレヒト館

テラスからのカールテオドール橋

            火薬塔跡
   
ハイデルベルグ旧大学
1386年に設立されたドイツで一番古い大学で、正式名称は「ループレヒト・カールス大学ハイデルベルグ」といいます。このゴシック様式の建物は18世紀に建てられたもので、20世紀に建てられた新大学が隣にあります。
学生牢
大学は治外法権となっていたので、学生が不法行為を行ったときには学内の規則により処分することとなり、この牢屋に入牢させたそうです。実際に使っていたのは18世紀のはじめから20世紀のはじめにかけてであり、現在はレストランになっていました。
聖霊教会
ゴシック様式のこの教会は、マルクト広場に面したところにあり、14世紀末から建設がはじまり全て完成したのが16世紀の半ばだそうです。塔に登ると旧市街が一望できるようですが、外観のみの観光となりました。
マルクト広場
広場の周りは聖霊教会、市庁舎、騎士の家等があります。写真中央にあるのはヘラクレス噴水です。
門塔
カール・テオドール橋の手前にあり、昔は城門であったそうで、門の上には鉄の柵があります。、
カール・テオドール橋(アルテブリュッケ)
ネッカー川にかかるこの橋は、選帝候カール・テオドールにより18世紀の後半に造られたもので、橋のところにある像はカール・テオドールの像です。
カール・テオドール橋から見るハイデルベルグ城と旧市街の街並み
(靄がかかっていたのでちょっと見難いですが)
 
リューデスハイム
 
ハイデルベルグの観光を終えてリューデスハイムに着いたのは2時過ぎ、ここリューデスハイムは「ラインの真珠」とも呼ばれるライン川沿いの小さな街ですが、ライン川クルーズの船が出るところでもあり、10年前に訪れたときは6月で観光客が多かったですが、今はシーズンオフでライン川クルーズもお休みのため、訪れる人も少なく街の中はひっそりとしていました。
滞在時間は1時間足らずですので、街中を写真を撮るだけで終了となりましたが、ゴンドラに乗ってニーダーヴァルトの展望台にあがると街全体とライン川が展望できるようです。
ブレムザー城
現在はワイン博物館となっているライン川沿いにあるこの城、築城後千年以上を経過しているとのことですが、外観はそのように見えません。城の周りはブドウ畑です。
ドロッセルガッセ(通称:つぐみ横丁)
わずか150mほどの長さの小道、前回訪れたときは道を歩くのに往生したほど観光客でごった返していましたが、シーズンオフともなると訪れる人も少ないようで、このようにひっそりしています。
ブレムザー館
この建物もブレムザー城の一部と思われますが、現在は自動演奏楽器博物館
となっているようです。
ライン川ドライブ
リューデスハイムを出発したのが3時半、これからライン川沿いの古城を窓越しに見ながらフランクフルトまでドライブです。10年前にきたときはライン川クルーズで観光し、風が冷たく震えながら船のデッキで見ていたのと比べてバスの中は暖房で快適です。といってもリューデスハイムを出てから空はどんより曇りだし、対岸にあるお城ははっきり見えませんし、もうすぐ日没です。
なお、リューデスハイムからザンクト・ゴアルスハウゼンにいたるライン川の渓谷は「ライン渓谷中流上部」として2002年に世界文化遺産に登録されています。
プファルツ城
ファルツ選帝侯により14世紀に建てられた城で、川の中洲にあり、川を通行する船に対しての税関としての役目を持っていたとのことです。
シェーンブルク城
オーバーヴェーゼルの街の上にあり、12世紀半ばに建てられた城で、現在は古城ホテルとして用いられています。
ローレライ
ザンクト・ゴールという街に位置するローレライですが、写真の右側の岩がローレライといわれている場所で、高さ130mの岩がそそり立っています。
この付近はライン川の中で最も川幅が狭くなっており、一番の難所となっているとのことです。
バスで通ると岩の下に「ローレライ」と書かれていますが、一瞬で通り過ぎてしまうので、言われなければまったくわかりません。
ラインフェルス城
ザンクト・ゴアルスハウゼンの街の高台にあり13世紀の半ばに建設されたライン川沿いの城では最大といわれる城です。
ねこ城
ザンクト・ゴアルスハウゼンの街の高台にあり、ラインフェルス城とは対岸に位置します。世紀後半に建てられたものですが、「猫」の名前は城を建てた領主カッツェーレンボーゲン伯爵の名前が「猫のひじ」の意味であり、それからきているとか。
フランクフルトに着いたのは5時半過ぎ、簡単な夜の市内観光(写真はフランクフルトの頁で掲載しています。)をして明日は最終日の市内自由行動です。
   ドイツに戻る    フランクフルト