東本願寺
 
烏丸通りに面して建つ東本願寺は、真宗大谷派の本山の通称で、正式な寺の名前は「真宗本廟」といいますが、西本願寺(正式な名称は「本願寺」)の東側に位置していることから「東本願寺」と通称されています。京都の町の人たちは「お東」、お東さん」とも呼んでいるようです。
寺は元享元(1321)年に宗祖親鸞の墓所して大谷本廟が創建されたのがはじまりですが、、慶長7(1602)年に本願寺は、「烏丸六条の本願寺」と「堀川七条の本願寺」に分立し、以後、通称で「東本願寺」、「西本願寺」と呼ばれるようになっています。
寺は江戸時代に四度火災に遭っており、元治元(1864)年7月に、禁門の変の際に発生したどんどん焼けと呼ばれる大火(「鉄砲焼け」あるいは「元治の大火」とも呼ばれています。)で建物の多くを焼失しており、その後明治時代に再建されています。
 
     
   
  御影堂門
明治44(1911)年に再建された三門形式の門で、高さ28mの入母屋造・本瓦葺きとなっており、東福寺の三門、知恩院の三門とあわせて「京都三大門」と呼ばれてており、登録有形文化財に指定されています。
 
     
   
  阿弥陀堂門
御影堂門の南側の京都駅寄りにある門で、江戸時代中頃に「唐門」としてたてられましたが、火災で焼失し明治44(1912)年に再建された唐破風が設けられた切り妻造り檜皮葺きの四脚門で、登録有形文化財に指定されています。門は、通りから境内に入るところはバリアフリー構造となっています。
 
     
   
  御影堂
寺の境内のほぼ中央に位置するこの堂宇は、明治28(1895)年に再建されたもので、外観は二重屋根となっているため二層建築のように見えますが、下部は裳階(「もこし」と読み、軒下壁面に付いた庇状構造物です。)ですので単層の建築となっており、間口が67m、奥行きが58mあって、木造建築での建築面積は世界最大の建築物で、登録有形文化財に指定されています。
 
     
   
  阿弥陀堂
御影堂と同じく明治28(1895)年に再建された禅宗様(「唐様」とも呼びます。)形式の仏堂で、瓦葺きの単層入母屋造で間口52m、奥行き47mあって、本尊の阿弥陀如来像が安置されているおり、登録有形文化財に指定されています。
 
   
 
阿弥陀堂(手前)と御影堂(奥)
 
     
 
 
 
  鐘楼と梵鐘
梵鐘は慶長9(1604)年に鋳造されたもので、重さ3800㎏、口径180cm、高さ256cmあります。鐘楼は明治27(1894)年に設けられたもので、登録有形文化財に指定されています。
 
     
   
  菊の門
明治44(1911)年に大寝殿への表門となる門として建てられた、檜皮葺、左右袖塀付の四脚門で、門扉の中央には菊花紋が設けられており、登録有形文化財に指定されています。(下は境内側から撮影)
 
   
      
   
  玄関門
菊の門の北側にあり、明治44(1911)年に切妻造、本瓦葺の薬医門形式で建てられたものです。
 
     
 
渉成園
 
東本願寺より150mほど東側の飛び地境内地にある書院式の回遊庭園で、中国六朝時代の詩人陶淵明の「園日渉而成趣」の詞に因んで名前が付けられていますが、周囲に枳殻(からたち)が植えられていたことから「枳殻邸」とも呼ばれており、国の名勝に指定されています。
 
 
     
   
     
 
庭園入り口
 
     
   
  臨池亭(左側)と滴翠軒(右側)  
   
   
  代笠席(たいりつせき)
人里離れた地を訪れた旅人が「笠代わり」に雨宿りをする席と意味があるといわれる煎茶席です。
 
     
   
  傍花閣(ぼうかかく)
桜並木の傍に建てられた楼門造りのこの建物、左右に山廊と呼ばれる階段の入口がある珍しい形の建物です。
 
     
 
 
 
  侵雪橋と印月池
侵雪橋は印月池の中央にある北大島に渡る反橋で、雪が積もるとその美しさが増して見えるといわれています。
 
     
   
  回棹廊(かいとうろう)
北大島と丹楓渓(たん ぷうけい)と呼ばれる渓谷を模した一帯をつなぐ橋で、安政の大火(安政5(1858)年)で焼失する前は、朱塗りの欄干を持つ反り橋であったとのことです。橋の中央には唐破風屋根が設けられていて、かつては夜半に金灯籠を吊って火を灯していたとのことです。
ここで見る紅葉は素晴らしいとのことですが、少し時期が早かったようです。
 
   
     
   
  縮遠亭(しゅくえんてい)
北大島に設けられた茶室で、ここではかつて東山三十六峰の阿弥陀ヶ峰を見ることができたようですが、今は樹木に隠れて見ることができないようです。
 
   
   
     
   
   
 
  
 
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