リコバヨ湖
サラマンカのホテルから約1時間、モンタマルタという町を通過するときにあったこの湖、1935年に完成した水力発電用の人造湖です。
奥には風力発電のプロペラが見えます。
 
    
レオン
 
ローマ時代からの古い歴史を持つレオン、イスラムが台頭してきた8世紀の初めに建国されたアストゥリアス王国が起源となって、10世紀にレオン王国の首都となった町であり、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路のひとつであるフランス人の道の拠点にもなっていました。
旧市街は城壁に囲まれており当時の市壁、ゴシック建築のレオン大聖堂やレオン王家の菩提寺であるサン・イシドロ聖堂、アントニ・ガウディ設計によるカサ・デ・ボディネスなどが見所となっています。
 
レイノ・デ・レオン・スタジアム
2001年に建てられたスタジアムで収容人員約14000人、CDレオネサの本拠地となっています。
 
   
闘牛場
ベルネスが川を渡ってすぐのところにあるこの闘牛場1948年の会場とのことで、闘牛が批判され出した現在ではアレーナとしてスポーツイベントにも利用されているようです。
   
 
グスマン家の宮殿(右)とカサ・デ・ボディネス(左)
グスマン家の宮殿は 16世紀にルネサンス様式で建てられた貴族の宮殿で、現在は州の事務所として使われており、左側のカサ・デ・ボティネスはアントニ・ガウディの設計によりネオゴシック様式で1892年に建てられ、現在は銀行として利用されています。
 
  カサ・デ・ボディネスの正面(左)とアントニ・ガウデイ像(右)  
 
   
町の中では巡礼者の姿をよく見かけます。      
 
   
サン・イシドロ教会
 
サン・イシドロ大聖堂又はサン・イシドロ・デ・レオン大聖堂と呼ばれるこの教会は、レオン王国の歴代国王の霊廟として12世紀にロマネスク様式で建てられたもので、その後の改築等によりゴシック、ルネサンス様式が混在しています。
 
 
 
   
暖房のついている椅子
教会の中はいつもひんやりしていて暖房設備などないものと思っていましたが、この教会では長椅子の下に暖房が設置されていました。
(調べてみると床暖房が設置されているところも結構あるようです。冬場のミサで暖房がなかったら凍えてしまいますよね。)
 
   
巡礼路の道しるべ
道しるべとしては左の写真のように帆立貝のプレートが埋め込まれていますが、これがないときは右の写真のように道路の縁石等にペンキで矢印のついた線が描かれています。
 
   
レオン大聖堂
13世紀から14世紀の初めにかけて建てられたこの大聖堂は典型的なフランス・ゴシック様式で、内部には世界最大級のステンドグラスのコレクションがあります。
(魚眼レンズで撮影)
 
   

西面のファサード

北面のファサード
 
   

主祭壇

内陣(レオン王の墓)
 
   

回廊

回廊のフレスコ画
 
 
 
   
巡礼手帳(クレアデンシル)
巡礼通行証とか巡礼パスポートといわれているもので、これがなくても巡礼はできますがですけど最終的にサンティアゴ大聖堂で巡礼証明書を発行してもらうのには必要のようです。
但し最近ニセモノが出回っているとのことで、2009年より大聖堂が認可した公的機関が発行した正式なものでないと証明書は発行されないようになっているようです。
 
   
 
レオンの街並み  
 
城壁
古い街レオンにはこのような城壁が残されています。
お城大好きな私としてはもう少し歩きたいのですが、そろそろ出発です。
 
   
巡礼者の旅装は何百キロも歩く(巡礼証明書を得るためには徒歩又は騎馬で100km以上、自転車で200㎞以上)割には軽装です。添乗員のMさんの話では着替えはせいぜい2、3着で洗ったり買い換えたりしているとのこと。  
   
 
   
   
   
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