メルク修道院とドナウ川クルーズ

メルク修道院
ドナウ川のヴァッハウ渓谷にある街メルク。その高台に街を見下ろすように11世紀に造られたというメルク修道院。18世紀に改築されて「バロックの宝石」といわれるほど壮大な修道院です。
このメルク修道院を含むヴァッハウ渓谷は、「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」として2000年に世界文化遺産に登録されています。
  
  修道院全体を示す地図
建物と同じくらいの広さを持つ庭園があるのが一目でわかります。
   
   
修道院の模型
回転台に乗せられているこの模型。上から撮ったように見えますが、実この模型の上に鏡が置かれてあり、カメラを上に向けて撮ったものです。
   

大理石の広間マルモアザールの天井に描かれているフレスコ画
   
       
蔵書数10万冊といわれる図書館
 
  
    

回廊

木製の時計(現役です。)
 
   

修道院から見るメルクの街並み
 
   

メルクの街並み

ドナウ川
 
 
ドナウ川クルーズ
 
昼食をとった後にメルクからクレムス迄約2時間ドナウ川のヴァッハウ渓谷をクルーズです。ドナウ川の流域で最も景観のよい場所として知られているこの地域、晴れていれば川の両岸にある街々や古城がきれいに撮れるのですが、残念なことに今日は朝から曇り空、時々雨がちらつく寒いクルーズとなってしまいました。 
 
 

船着場近くで見るメルク修道院

クルーズ船
 
 

メルクを出発して数分で進行方向左側に見えてくるのがエンマースドルフ(エマースドルフ)の街並みです。
 

シェーンビュール城
エンマースドルフの反対側に見えてくるのがシェーンビュール城です。9世紀に建てられたというこの城、ドナウ川の川岸に建てられており、要塞の役目を果たしていたとか。別名「ドナウの女王」とも呼ばれているそうです。
 
 
   
アックシュタイン城
山の上に建つこの城、15世紀には盗賊騎士の城として使われ、盗賊たちが捕虜たちをこの城に閉じ込めた後に、谷底に突き落としたという伝説が残っているとか。 右の写真は望遠レンズで目一杯引っ張って撮ったものですが、廃墟のように見えますけど、旗が立っています。
 
 
 
シュヴァレンバッハの街並み    
 
   
シュピッツ
ワインの産地として知られており、斜面にはブドウ畑が広がり、丘の上には廃墟となっているヒンターハウス城があります。  
 
 
   
ヴァイセンキルヒェン
ヴァッハウ渓谷ではワイン製造で一番古い歴史を持っており、要塞教会があることで知られています。
 
 
   
デュルンシュタイン
クルーズもそろそろ終盤、進行左側の丘の上にケーンリンガー城が見えてきます。デュルンシュタインの街にあるお城で、イギリスのリチャード一世が十字軍遠征の帰途捕らえられ幽閉された城とのことです。船着場のそばにある教会の鐘楼が結構目立っています。
 
   
     
   
     
クレムス
街の正式名称はクレムス・アン・デア・ドナウ、ここがクルーズの終点です。この街はオーストリア最古の街とのことで、ここに造幣所が置かれていたので12世紀くらいまではウィーンより重要な街として栄えていたようです。
 
    
 
 
  
   
    トップ頁に戻る   オーストリアに戻る   ノイジドラー湖とウィーンの森を見る