気嵐立つ紋別の朝(2012.10.10日撮影)

北国では冬が近くなると気嵐(けあらし)が発生します。気嵐は大気の温度より海水の温度が高い場合、海面から蒸発 した水蒸 気が大気によって急激に冷やされることによって起こる蒸気霧の一種で、朝日が昇り大気の温度が上昇すると消えてしまいます。

この日は今年一番の冷え込みのようで撮影している間は手袋がほしいくらいの寒さでしたが、日の出の写真を撮りに紋別港に出かけたところ気嵐が発生するのにめぐり合うことができました。撮影してからホテルの部屋に戻りテレビを見たら今年初めて気嵐が発生したとのニュースが流れていました。
 
    
 午前5時過ぎ漁船が次々と港を出てオホーツク海の漁場に出漁して行きます。
この時点ではまだ気嵐は出でいないようです。
                    
        
5時17分、沖合いにいる船の乾舷部がかすみ始め家嵐が出始めたのがわかります。
       
これは漁港の右手にある港を撮ったものですが、防波堤がかすむほど気嵐が出ているのが判ります。(5時20分)
      
 
      
     
  5時35分漸く太陽が顔を出しました。あいにくと水平線には雲があり日の出の瞬間は撮れませんでした。  
  
   
      
   
      
   
太陽は完全に昇りましたが気嵐はまだ続いており、沖合いにいる船は殆ど見えません。
 
 
      
       
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