世界遺産古都ポロンナルワ
  
シギリヤロックの観光を終えて昼食後ポロンナルワの観光です。セイロン島の北中西部にある町ポロンナルワはシンハラ王朝が1017年から1225年までスリランカ(当時はセイロン)の首都として定めた町で、文化三角地帯の都市のひとつとして中世の遺跡が多く残されスリランカ随一の考古学上の史跡として維持されており、1982年「古都ポロンナルワ」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。
遺跡の中心は「クォードラングル」と呼ばれているところで12もの建物があったところです。
 
        
シヴァ・デーワーラヤ  
13世紀に建てられたヒンズー(ヒンドゥ)教の寺院であったところで、その名の通り「シヴァ神」を祀っていました。
 
       
 
    
 連理木
二本の全く違う樹木が癒着結合したもので、「縁結び」「夫婦和合」などの象徴として信仰の対象ともなっています。
「合体木」とも呼ばれており、日本では何例かあるようで、私は文京区の小石川植物園でハゼノキとイロハモミジの連理木を見たことがあります。(右の写真)
 
 
 
        
    井戸
ポロンナルワ遺跡にはこのような井戸がいくつか掘られていたようです。
 
 
       
トゥーパーラーマ
煉瓦と漆喰で建てられた仏堂であいにくと外観は補修工事中でした。
下の写真は仏堂内の写真です。当然靴を脱いで脱帽して入ります。又仏像のあるところでは仏像にお尻を向けないよう後ずさりして退出しなければなりません。(フラッシュ撮影可能です。)
   
        
      
 
    
ワタダーゲ
ワタダーゲは7世紀に建てられたという円形の仏塔で、仏塔の4か所に入り口があり中に入ると東西南北に仏陀の座像があります。(ここも靴を脱いで脱帽して入ります。)
 
 
   
仏塔の入り口には半円形のムーンストーンといわれる鳥、象、馬が刻まれた石板(下右の写真)があり、両側にはガードストーンといわれる聖域を守護する石像(下左の写真)があります。
ガードストーンは日本でいえば「狛犬」や「仁王像」といったところでしょうか。
 
   
     
アタダーゲ
11世紀に建てられた仏歯寺で、当時石柱の上に木造の建物が築かれていたようです。
   
     
ラター・マンダパヤの石柱
この石柱、まっすぐではありません。風に揺れる蓮の茎を表現しているとかで、彫刻が施されています。
   
 
ハタダーゲ
12世紀にニッサンカ・マーラ1世により建てれた仏歯寺です。入口にはやはりムーンストーとガードストーンがあります。
下左の写真はハタダーゲの内部、下右の写真は壁面に刻まれたシンハラ語です
   
       
   
       
ガル・ポタ(石誌)
石の本と呼ばれるこの巨大な石誌はニッサンカ・マーラ1世を称える言葉などが刻まれており、これまで発見された石誌の中で最大のもので、100㎞程離れたアヌラブータラ近くにあるミインテールから運ばれてきたものです。
なぜか側面だけ撮って碑文のある上部を撮っていません。ドジですね。 
 
   
     
サトゥマハル・プラサーダ
7層建てのピラミッド様の寺院で11世紀から13世紀の間に煉瓦造りで建てられました。
   
     

  オオトカゲ
調べるとどうやら「ミズオオトカゲ(水大蜥蜴)」という種類のようで別名は「サルバトールモニター」というらしい。大きいものでは体長2.5m体重25kgにもなるようです。
日本ではまずこんな大きいのは見かけないですよる。
 
    
ガル・ヴィハーラの涅槃像
クォードラングルから北へ3kmほど離れたところにこのガル・ヴィハーラの涅槃像があります。巨大な一枚岩には2体の座像と1体の立像そして涅槃像が彫られており、雨風による風化を防ぐため屋根が設けられていました。
 
 
     

瞑想にふける姿の高さ4.6mの座像
 
 金網に保護されている中にあるこの座像は高さ1.4m 
 
        
     は高さ7mの立像、右は長さ14mの涅槃像    
 
       
 
 
   
   
   
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