リラ修道院

ソフィアから約120km離れ<、標高1150mの所にあるリラ修道院(リラの僧院或いはリラの聖ヨハネ修道院とも呼ばれています。)は、ブルガリア正教会の中で最も著名な修道院で、10世紀の半ばに創設されたと伝承されており、現在の建物は14世紀にこの地に再建されたものですが、14世紀末にオスマントルコの破壊を受けたり、19世紀半ばには火災による損害受け、19世紀後半に修復が行われています。
この修道院はブルガリアにおいて最も文化的、歴史的、建築学的に重要な遺跡の一つであると評価されていることから多くの観光客が訪れています。最盛期には1000人近い修道士たちがここで修行をしていたとのことですが、現在ではわずか10人前後となっているようです。
リラ修道院は1983年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。
    
         
        
入口となる門のひとつと門の天井にあるフレスコ画
    
聖堂
聖堂は19世紀の半ばに5つのドーム、2つのチャペルを配して建てられおり、内部には金色のイコスタシス(聖障=聖所と至聖所を区切るイコンで覆われた壁)があり、回廊の壁と天井は前面極彩色のフレスコ画が描かれています。(聖堂内部は撮影禁止)
 
        
 
   
 
   
       
 
   
フレリョの塔
聖堂の隣に建つこの塔は、14世紀の半ばに建てられたもので、中央部の鐘楼は19世紀の半ばに取り付けられたものです。
塔の中に入れる(有料=5レフ)ので昇ってみましたが、あいにくと最上部には上れず、窓もガラスが入っていて且つ奥に引っ込んでいるので外がよく見えません。
右の写真は聖堂の中央のドームです。
      
 
    
住居部
聖堂を取り囲むように建てられている住居部は4階建てで、修道院長室、図書館、キッチンそして300室もの居室があるとのことですが、現在殆どの居室は使われていないようです。
 
   
 
   
     
 
 

住居部の回廊
       
    川のそばにあるもうひとつの入口   
   
リラ僧院を観光してから今日の宿泊地プロヴディフに移動、ここから220km、約3時間かかります。  
   

バスの中から撮影したコウノトリ

 
 
   
     
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