桜2011

六義園(2011.04.01撮影)

文京区駒込にある六義園、徳川5代将軍綱吉の側用人であった柳沢吉保の下屋敷として造られた回遊式築山泉水庭園造で、江戸時代の大火、関東大震災そして東京大空襲の被害にあわなかったことから造園当時の面影がそのまま残っており、国指定の特別名勝となっています。
園内の内庭大門を入ってすぐのところにある枝垂桜はとても見事ですが、開園と同時に入らないと木の回りはカメラ片手の観光客で一杯となり、下のような写真はなかなか撮れません。
 
 
   
 
小石川後楽園(2011.04.04撮影)

江戸時代の初期に徳川頼房(水戸藩藩祖)が造った回遊式築山泉水庭園で2代藩主光圀のときに完成しており、国の特別史跡、特別名勝に指定されています。桜の数は六義園より本数が多く、やはり9時の開園にあわせて訪れないと観光客で一杯になります。
 
 
   
        
          
       
 
        
 
        
   
        
音無親水公園(2011.04.04撮影)

山手線王子駅を降りてすぐのところにあるこの公園、地下にもぐった石神井川の流路を利用して造られた公園です。この地域の人は昔から石神井川を音無川と呼んでいたことからこの名前がついたとか。地震の影響を受けて節電のためポンプが作動しておらず水は流れていませんでしたが桜は満開状態でした。
 
       
   
       
 
        
飛鳥山公園(2011.04.04撮影)

八代将軍徳川吉宗が江戸っ子の行楽のために桜を植えさせ造らせたところで、明治6年には日本最初の公園として指定されたとのこと。桜の名所として時代物の本にはよく登場するところです。ソメイヨシノ、サトザクラなど650本近くあるようで、訪れたときはまだ4〜5分咲きでしたけど、夜の宴会の準備か早くも木の下にブルーシートを敷いた観光客の姿も見受けられました。
 
        
   
        
 
        
旧古河庭園(2011.04.04撮影)

明治の元勲陸奥宗光の別邸で、次男が古河財閥の養子となったことから古河家の所有となったとのことで、大正時代に造営された庭園がそのまま残っています。桜は展望台のそばに一本あるだけです。
 
        
   
        
おまけ

西ヶ原一里塚跡と平塚亭
飛鳥山公園から旧古河庭園に向かって本郷通りを歩く途中で見つけたのが「西ヶ原一里塚」(左下の写真)。旧日光御成街道の2番目の一里塚であったそうで、一里塚として都内で残っているのはここと旧中山道の志村一里塚だけのようです。
更に歩いてゆくと平塚神社入り口のところに平塚亭(右下の写真)を見つけました。内田康夫原作の「浅見光彦」シリーズによく登場する北区西ヶ原にあるお団子やさん。浅見光彦シリーズは欠かさず読んでいる私としてはやはり途中で立ち寄りお団子を買い求めることに。
 
        
   
        
        
     トップページに戻る        桜2011 その2を見る