サンマリノ共和国       
 

ラヴェンナを出発してバスは約1時間半サンマリノに到着です。
イタリア半島の中東部にあるこの国は周囲全てをイタリアに囲まれた面積わずか62㎢と東京の大田区よりわずかに広いだけの、世界で五番目に小さな国で人口は約3.2万人程度です。
国の歴史は4世紀の初めにダルマツィア地方出身の石工マリヌスがローマ皇帝によるキリスト教迫害を逃れるため仲間とともにティターノ山(標高739m)に立てこもって建国したものとされています。1631年にはローマ教皇より独立を承認された世界で一番古い共和国国家です。
サンマリノ市はティターノ山に築かれた都市で、その街並みが中世都市国家の様相を残していることから2008年にユネスコの世界文化遺産に「サンマリノの歴史地区とティターノ山」として登録されています。
 
        
バスはふもとの町ボルゴ・マッジョーレに止まり、、ここからフニクラ(ケーブルカー)に乗ってサンマリノ市に行きます。標高差約80m、乗車時間はわずか2、3分です。  
    
       
   
ボルゴ・マッジョーレの町並み    
     
自由広場にあるプッブリコ宮殿、19世紀末にねネオ・ゴシック様式で建てられた宮殿で、政庁、国会議事堂もかねており、広場にはフランスから贈られた自由の女神の大理石像が立っています。         
 
     
  18世紀半ばに新古典主義様式建てられたサンマリノ大聖堂  
     
サン・マリノにはティターノ山の岩頭(ロッケ)を利用して建てられた「グァイタ」、「チェスタ」そして「モンターレ」と名付けられた3つの塔があります。急峻な坂を上り下りしてグァイタとチェスタの塔を見て回ります。残念なことに5時までしか開いていないので中の見学はできません。  
   
11世紀に建てられたグァイタの塔、一時期は牢獄として使用されていました。入口側から見るとわかりませんがチェスタ塔への尾根道から見ると崖っぷちに建てられているのがよくわかります。  
   
    
第2の塔チェスタ(デッラ・フラッタとも呼ばれています。)、14世紀に建てられたものでグァイタから尾根道を歩くこと約10分離れたところにあります。ツアー参加者と一緒なので近くまで行って撮ることができません。  
   
 
    
第3の塔モンターレはチェスタから更に5、600mほど南南東の位置にありますが尾根沿いに進むことはできないようでマップで調べると歩けば4、50分くらいかかりそうです。
午後5時過ぎにホテルにチェックイン、夕食を食べてから三脚を持って夜景撮影です。
 
   
   
午後7時半ごろのサンマリノの町中ですが歩いている人はあまりいません。  
   

自由広場
 
サンマリノ大聖堂
 
     
   
  第1の塔グアィタ  
    
   
第2の塔チェスタ   
    
  
 
     
     
     
    
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