シビウ

ブカレストから約280km、バスで約4時間半、午後7時過ぎにトランシルヴァニア地方南部にあるシビウに到着します。
シビウは12世紀の終わりごろにドイツ人が入植し、14世紀にはトランシルヴァニア地方の中心都市に発展して、一時はトランシルヴァニア公国の首都ともなった古い街です。街の旧市街はオスマン帝国の侵攻を防ぐため造られた「民衆の壁」という城壁の中にあり、中世からの建物が残っています。
旧市街の観光は翌日朝ですが、ホテルで夕食をとったあとに京都から参加のSさんたちと旧市街までカメラ片手に出かけてみました。
 
  旧市街の大広場へと続くニコラエ・バルチェスク通り
ちょうど日の入りの時間の午後9時10分過ぎですが、土曜日とあって多くの市民が行き交っています。
       
旧市街の中心となる大広場には、15世紀から19世紀にかけて建てられた建物が並んでいます。
        
ブルケンタール国立博物館
大広場に面したところにあるこの博物館は、18世紀のハプスブルク家のトランシルヴァニア総督であったサミュエル・フォン・ブルケンタール男爵の邸宅を、1817年に一般に開放した博物館で、ブルケンタール男爵の収蔵品等が展示されています。
   
シビウの日の出
この日の日のでは午前6時8分、雲の合間からチョットだけ顔を出しました。
 
 
民衆の壁
旧市街を守るために造られた防護壁で一部が残されています。
ここから観光スタートです。
 
   
ニコラエ・バルチェスク通り
日曜の朝8時過ぎとあって、昨夜のようなの賑やかさはありません。
 
   
下の写真の屋根なんか見つめられているような気がしませんか。
通称「シビウの目」とか「街の目」とも呼ばれていますが、屋根裏の換気のために作られた通気口で、街のあちこちの屋根に設けけられています。
 
        
 
   
大広場  
   
大広場のカトリック教会と会議塔
ルーマニア正教の教会が多いこの国にあって、ザクセン人が開いた街であることから大広場に建てられたのでしょうか。
右側の塔は会議塔(時計塔)です。
 
       
市庁舎
大広場に面して建てられており、カトリック教会に向かって左側にあります。
 
   
会議塔(時計塔)
13世紀に最初の塔が建てられその後何度か改築されており、塔の下をくぐると小広場に出られます。
塔の上に昇るとシビウの街並みが一望できるようです。
 
   
小広場  
   
うそつき橋
小広場にある橋で、1859年にかけられたルーマニアで最も古い鉄製の歩道橋です。
うそつき橋の名前の由来は、この橋の上でうそをつくと橋が壊れるとか、商人がここでずるい商売をしたとか、橋の上でデートしたとき女性が「私は貴方が初めての男性」と言ったけど実は・・・、と諸説あるようです。
 
   
シビウ・エヴンゲリカ(福音)聖堂
福音教会或いはシビウ大聖堂とも呼ばれるこの教会は街のランドマークとなっており、1520年にゴシック様式で建てられたもので鐘楼の高さは70mあります。中には6000本もの管からできているパイプオルガンもあるとのこと。
 
   
 
 
       シビウのマップ
 
 
   
     トップページに戻る     ブルガリアとルーマニアの旅に戻る    ビエルタンの要塞教会を見る