マルセイユ(Marseille)
 
フランス最大の港湾都市マルセイユ、紀元前600年頃にギリシャの一民族であるポカイア人が築いた植民市マッサリアがその発端とされる、地中海に臨む国内最大級の港町となる古い歴史のある町です。
 
   
   
  ロンシャン公園(Parc Longchamp)
パレ・ロンシャンとして紹介されることもあり、噴水が見事で一見宮殿のように見える建物ですが、19世紀の半ばにマルセイユ市民の生活を支える給水塔として建てられ、その後記念のモニュメントが増設されたものです。
 
     
   
     
   
     
  町が一望できる丘に移動します。写真の中央に見えるのは旧港の入り口に建つサン・ジャン要塞(Fort Saint-Jean)です。その後ろには大観覧車があります。  
     
   
  マルセイユの人口は150万人とのことですが、丘の上から見るとびっしり建物が並んでいます。  
   
 
 
丘の上にはノートルダム・ドラ・ガルド寺院(Basilique Notre-Dame-de-la-Garde)があります。
町の人たちからボンヌ・メール(優しき聖母様)と呼ばれるこの寺院は、19世紀の後半にロマネスク様式で創建されたもので、壁の一部には第二次世界大戦時の銃弾の跡が残されています。
 
   
   
   
 
 
聖堂内には沢山の船の模型が吊るされています。どうやらこの教会は地元の船乗りたちの守護神となっているようです。また壁には何枚もの船の絵(下の写真)が掲げられています。
 
     
   
  海洋・経済博物館
19世紀の半ばに建てられ、証券取引所が入っていましたが、第二次世界大戦後には商工会議所と海洋博物館として使用されています。
この建物の前では1934年10月9日に、ユーゴスラビアのアレクサンドル1世とフランス外相のルイ・バルトゥーが会合した後に、マケドニア人の狙撃手により銃撃されて亡くなるという、暗殺事件が発生しています。
 
   
   
  サン・フェレオル教会(Église Saint-Ferréol les Augustins )
マルセイユ旧港に面して建てられているこの教会は、テンプル騎士団があったところで、16世紀の創建ですが、現在の建物は19世紀末にネオクラシック様式で再建されたものです。
 
   
   
  旧港前広場(上)と旧港(下)  
   
   
   
  サント・マリー・マジョール大聖堂(La cathédrale Sainte-Marie-Majeure)
旧港近くにあるこの大聖堂は、単にマルセイユ大聖堂またはマジョール大聖堂とも呼ばれており、1893年にネオビザンチン様式で創建されたものです。大聖堂の右側には12世紀ころにロマネスク様式で創建された旧大聖堂(下の写真)があります。
 
   
     
 
 


サン・ジャン要塞(Fort Saint-Jean)

旧港の入り口にルイ14世により1660年に設けられたもので、対岸にあるニコラス要塞(Fort Saint-Nicolas)と同時期の建設です。

 
     
  初めて訪れたマルセイユ。サン・ジャン要塞、ニコラス要塞、イフ城などほかにも見どころはあるようですが、時刻も午後6時近くで日もかなり西に傾いてきており、残念ですが今日の宿となるエクス・アン・プロヴァンスに向けて出発です。機会があればも一度訪れてみたいところです。  
     
     
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