ゼメリング鉄道

ゼメリング鉄道(Semmering Railway)は、オーストリアの山岳地帯のグロッグニッツ(Gloggnitz)駅からゼメリング峠を経てミュルツツーシュラーク(Mürzzuschlag)駅までの41.825kmを走る鉄道で、その標高差は460mあり、1848年から1854年までの6年間で完成したヨーロッパで初めての国際標準軌間を採用しており、この鉄道全体が、1998年にユネスコの世界文化遺産に「セメリング鉄道」として登録されています。
我々ツアーは、標高681mのところにあるミュルツツーシュラーク駅から、標高439mのところにあるグロッグニッツ(Gloggnitz)駅までの乗車です。グラーツを出発するときは曇っていましたが、バスで移動する間に晴れてきており、快適な列車の旅となりそうです。
 
      
   
  ミュルツツーシュラーク(Mürzzuschlag)駅  
      
   
  駅の時刻表を見ると結構列車の本数はあるようです。
我々のツアーは13時37分発のパイエルバッハ=ライヒェナウ駅(Payerbach-Reichenau)行きの列車に乗車です。(添乗員は「ファイアバツハ駅」といいましたが、検索してもこの駅名では出てきませんでした。)
 
      
 
  駅には世界遺産に登録されていることを示すプレートがあります。
 
      
   
     
 
 
パイエルバッハ=ライヒェナウから時刻表では13寺23分に到着する予定のR6483列車ですが、8分ほど早く到着しています。   我々のツアーが乗車する13寺37分発パイエルバッハ=ライヒェナウ行きのR6488列車
 
 
   
   
  車内はとてもきれいです。
 
 
   
  シュピタル・アム・ゼンメリング駅(Spital am Semmering)付近の風景。標高は800m近くと100m以上のぼってきました。途中何か所か大きくカーブするところがありましたので、先頭車両の写真をと試みましたが、車両の編成が短く、また、窓もあかないことから撮影を断念。  
     
 
 
 
  シュタインハウス駅(Steinhaus)、標高はさらに上がって838mあります。  
     
 
  ゼメリング・バーンホフ(Semmering Bahnhof)駅
この駅が路線中で標高の一番高い所となり896mあります。
この先がゼメリング峠となってトンネルをくぐり抜けて下ってゆきます。
 
   
   
  パイエルバッハ=ライヒェナウ駅手前の風景です。標高はかなり下って520m位  
     
 
 
 
  14時21分に乗換駅のパイエルバッハ=ライヒェナウに到着。乗り換え時間はわずか3分。ノンビリ写真を撮っている時間はありません。今度は最新型でしょうか二階建ての車両です。  
     
   
  車両にはマーモットの絵が描かれています。  
     
 
 
 
  パイエルバッハ=ライヒェナウで乗り換えてから2駅、8分ほどでグロッグニッツ駅に到着です。
ここからバスで最終目的地のウィーンに移動です。
 
     
   
  午後4時過ぎにウィーンのホテルにチェックイン。
今日の夕食はハイリゲンシュタット地区にあるホイリゲ(居酒屋)で。中ではバンドの生演奏があり、『荒城の月』や数曲日本の歌を弾いていただき、日本人観光客は大喜びでした。
 
   
 
 
 
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