ウィンザー城
 
午後1時すぎウィンザーに到着です。
ここウィンザーの観光はウィンザー城です。ウィンザー城はイギリス王室所有でエリザベス女王が週末を過ごすお城です。
ウィンザー城はウィリアム1世(ウィリアム征服王)により最初の城がたてられましたがこの城は木造の城であり、どちらかというと軍事的な用途の城であったようです。その後ヘンリー2世が木造の防壁を石造りにするなど改築を行い、エドワード3世によって14世紀に石造りの城で再建され、その後も建物の増築、改築が行われて、19世紀半ばのジョージ4世の時代に現在の姿になったようです。
 
        
  ウィンザー・アンド・イートン・セントラル駅近くでバスを降り駅に向かう通路から遠くにウィンザー城が見えます。  
   
まずはウィンザー・アンド・イートン・セントラル駅構内のレストランで各自昼食です。駅にはウィンザー・ロイヤル・ショッピングと名付けられたショッピングセンターが併設されていて食事や買い物ができるようになっています。なんと創業は1897年、すでに120年近い歴史があります。  
   
        
 
そのまえに駅の引込線に置かれている古いSLをパチリ。
このSLは1894年に製造され"The Queen"と名付けられてお召列車をけん引していました。車体の両側に王室の紋章が取り付けられています。
 
     
   
駅構内を出るとすぐにウィンザー城が見えます。こちらは西側の城壁ですが左端から右端まで140m以上あります。  
    
 
    
  ハイ・ストリートとキャッスル・ヒルの交差点の中央には、19世紀半ばから20世紀初頭にかけて世界各地を植民地化して繁栄を極めた大英帝国を象徴するヴィクトリア女王の銅像があります。  
 
     

 
こちらは車の入城門、奥のラウンドタワーには旗が掲げられていますが、週末には女王が滞在しますけど今日は土曜日ですので、もしかして掲げられているのは女王旗かもしれません。(王族が不在の時はイギリス国旗が掲げられます。)
 
   
  観光客はセキュリティチェックを受けてここから入ります。  
     
   
城門をくぐり抜けるともう一つ門があります。セントジョージ門です。ここから先は女王のステート・アパートメンツとなっていては入れません。  
   
 
ミドル・ウォードに出るとラウンド・タワーが正面です。ラウンド゛・タワーは日本でいえば天守閣にあたる部分です。
タワーの上に見える旗はどうやら女王旗のようです。
     
 
   
   
柵から見ると庭園となっておりベンチが見えます。女王陛下もこのベンチに座るのでしょうか。  
 
ノルマン門
ラウンド・タワーの北側にある門でミドル・ウォードとアッパー・ウォードの関門となっています。
 
 
ノルマン門をくぐったところにはエドワード7世のマークがついたポストがあります。20世紀初頭に設置されたもののようです。  
 
   
  女王のステート・アパートメンツ
クアドラングルという中庭を取り囲むようにステート・アパートメンツが建てられています。
 
     
北側のテラスを衛兵が交代のようで行進しています。
衛兵はイギリス陸軍近衛師団所属する兵士で、歩兵部隊の正装は赤い上着に熊の毛皮の帽子と決まっていますが、連隊によって制服のボタンの配列と帽子の飾りに差があるとのことです。
真夏でもこの熊の毛皮の帽子を目深にかぶっていて微動だにしませんが、暑くて頭が蒸れないのでしょうか。
     
 
     
  ロウアー・ウォードの全景
正面にラウンド・タワー、左にセント・ジョージ礼拝堂、右側はヘンリー8世門(出口)に続きます。
 
   
  セント・ジョージ礼拝堂
1528年に完成したこの礼拝堂は英国のゴシック様式建築の最高峰の一つに数えられており、ガーター騎士団の慰霊のためにたてられたもので、礼拝堂内には、ヘンリー八世と三人目の后ジェーン・シーモア、チャールズ一世を含む10人の君主・后の墓があります。
 
     
   
蹄鉄回廊(horseshoe cloister)と呼ばれるこの建物は、中庭で見ると蹄鉄のような形で建てられており、1481年に礼拝堂の牧師たちのために建てられ、1871年に再建されたものです。  
    
  ヘンリー8世門
立派な門ですがこれは1511年にヘンリー8世により造られたもので、門には落とし格子が備えてあります。現在は石橋ですが当時は跳ね橋だったのではないでしょうか。
因みにここは出口です。
 
     
ウィンザー城の観光を終えてロンドンに向かいます。旅もそろそろ終わりに近づいています。  
       
       
       
     
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