ロンドン市内観光

旅も残すところ2日、バスでホテルを8時に出発してロンドン市内の観光です。
 
       
リージェンツ・パーク



 
ロンドン市内の北部にある王立公園で、総面積は約500エーカー(約2,000㎢)と立川の昭和記念公園が総面積は180ha(1,800㎢)ですからそその約1.2倍の広さの中に400種類、30,000本以上のバラの咲く庭園や野外劇場、スポーツ施設、学校なとがあり市民の憩いの広場となって。
朝5時から日没まで開園していて、なんと入園は無料です。(日本でもバラ園は何か所か見たことがありますがタダというところはなかったですね。)

公園の入口は数か所ありますがヨークゲートから中に入ります。
   
      
 
   
    
     
   
     
         
 
     
大英博物館
 
1759年に開館し、古今東西の美術品や書籍や略奪品など常設展示品は15万点(収蔵点数は約800万点)と分野は多岐にわたり、一日ですべてを見ることは不可能な大きさです。
博物館はアイルランド人医師ハンス・スローンが収集した収蔵品を一般に利用させるという遺言により設立されたのが始まりとのことで、展示品の多くが個人の収集家の寄贈によるものとなっています。
展示品のうちの略奪品とは大英帝国時代に海外の植民地から持ち込まれたものが多く、現在ではとても持ち出しができないような貴重な遺物があり、収蔵品の返還運動さえ起きている現状です。(このような事情から「泥棒博物館」や「強盗博物館」と揶揄されるいることも事実です。)
入場料は無料とのことで年間来場者は600万人を超え、そのうちの半数以上が外国人観光客となっているようです。
我々ツア一行はさわりの部分を約1時間で回ります。
   
     
   
龍のタイル画
15から16世紀ころの中国明王朝時代に寺院の屋根にあったもののようで、5枚のタイルで構成されており、龍と蓮が描かれています。
アッシリアのライオン狩りのレリーフ
紀元前7世紀ころのメソポタミア(現在のイラク)のアッシリアの王アッシュールバニパルのライオン狩りの様子が描かれています。
     
  薬のオブジェ
人間が一生で飲む薬の量を表しているそうですが幅1m長さ5mほど並べられています。人によっても飲む量は違うのでしょうけどこんなに飲むものなのでしょうか。
 
     
バステト女神像
バステトとはエジプト神話に登場する女神で、当初雌ライオンの頭部持った姿で崇拝されていましたが紀元前1000年ころより猫の姿又は頭部をも持つ人間の姿とされるようになったようです。この像はエジプトのサッカラから出土したもので紀元前600年ころのものです。
      ラムセス2世の胸像
高さ2.67m、重さ7.25トンという巨大なこの胸像はテーベの葬祭殿より19世紀前半にロンドンに持ち込まれたとのことですが、右胸にある穴はナポレオン軍が持ち出そうとした時にうけた穴といわれています。
古代エジプト第19王朝のファラオ(王)であったラムセス2世は、66年間在位(紀元前1290 - 紀元前1224年、または - 紀元前1212年)統治し、90歳で没したとされており、この間になんと180人もの子息を設けたといわれています。(第11代将軍徳川家斉が50人の子供といわれていますのでその3倍以上です。)
   
 
   
    
ホア・ハカナナイアのモアイ像
イギリス王室の船がイースター島から持ち帰りヴィクトリア女王に献上したものとのこと。
 
 
ネレイデス・モニュメント
紀元前4世紀ころにギリシャの神殿を模して造られたイオニア式のお墓で、トルコから出土したものです。
     
大英博物館を出て市内観光再開です。  
       
ウォータールー橋からはロンドンアイとビッグベンが望めます。  
 
     
ウォータールー橋を渡り切ったビルの谷間ではロンドンアイの真ん中にビッグベンが    
     
ランべスブリッジから見るウェストミンスター宮殿とロンドンアイ
テムズ川に架かるランべスブリッジの上からの撮影で左からウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター橋そしてロンドンアイです。
   
        
ランビス橋から見るテムズ川
川はちょうど干潮のようで左端は川床が見えていますが満潮時は水位が6mほど上がるようです。
   
        
   
 バッキンガム宮殿前の道路、広場は衛兵交代式を見学する観光客でいっぱいです。  
 
衛兵交代式
バッキンガム宮殿の衛兵交代式は大雨が降らなければ4月から7月までは毎日午前11時半から行われています。前回も同じような場所で行進だけ見たのですが、できれば宮殿の前庭での交代式を見たいものです。
衛兵は陸軍近衛師団の近衛歩兵隊隊が受け持っており、5連隊があって各連隊の制服のボタンの配列と帽子の飾りに差異があるそうですが、写真から調べようとしましたけどちょっと見ただけでは見分けがつきません。
見学している中で反対側の歩道に日本の高校生を発見、最近はここまで修学旅行で来るんですね、我々の時代は京都、奈良でそれもせいぜい3泊位でしたけど、親は大変ですね。
   
        
   
   
ウェストミンスター寺院
11世紀にエドワード懺悔王が建設、1245年にヘンリー3世が再建を決めてゴシック様式で建設を開始してから17世紀に完成するまで3世紀以上の歳月を要しています。
1927年に作曲された「ウェストミンスターの鐘」は学校の始業、終業のチャイムでおなじみです。
この寺院は「ウェストミンスター宮殿並びに聖マーガレット教会を含むウェストミンスター寺院」として1987年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。
    
ロンドン塔(世界文化遺産)とタワー・ブリッジ、庭に咲いているのはラベンダーです。
 
   

バードケージ・ウォークのプラタナスの並木道
 
 
          
ロンドン塔のそばでバスを降り、これからテムズ川クルーズです。 (テムズ川クルーズは別ページで見てください。)  
     
12時45分クルーズ終了、船を降り市内観光を再開です。      
     
  ビッグベンと戦闘馬車に乗るブーディカの像
ウェストミンスター橋の西詰にあるこの像のブーディカは、西暦60年頃のローマ軍の侵略に対して反乱を起こしたケルト人イケニ族の女王で、各地でローマ軍を打破し市制の敷かれていたロンドイニウム(現在のロンドン)も攻略するも最終的にロンドン近郊でのワトリング街道での戦いで戦死した伝説の女王です。
 
     
   ホース・ガーズ
1753年に完成したパラディオ様式(16世紀のイタリアの建築家パラディオによる立した建築様式で、シンプルで対象の調和を重んじた形式様式)の建物で、17世紀末に火災により焼失した旧ホワイトホール宮殿の後に建てられ、英陸軍参謀本部、陸軍最高司令官司令部などが使用したのち現在は王室騎兵隊の本部として用いられています。
ホース・ガーズは王室騎兵乗馬連隊又は王立騎馬砲兵・国王中隊によって警備されており、観光客がいつも大勢詰めかけ警備兵の隣に立って写真を撮っています。
  
 
     
  旧スコットランド・ヤード
ロンドン警視庁の庁舎であった建物で、1888年に建てられ1967年まで使用していました。シャーロック・ホームズやエルキュール・ポアロなどの数々の探偵小説などにも登場するおなじみの建物ですが、現在は国会議員の宿舎として使用されています。
左は初代建物の記念プレートです。
    
     
  ピカデリーサーカス
ウエスト・エンド地区の中心にあるこの広場の周辺にはお店や劇場などが多く、観光客でにぎわっています。広場にはシャフツベリー伯爵記念の噴水があり、噴水の中央部には翼を広げたキリスト教的慈愛を表す天使像、通称エロスがあります。
 
     
ピカデリーサーカスのレストランで昼食をとったのちに解散して午後は自由行動、ロンドン街歩きをします。  
   
     
         トップページに戻る     イギリス縦断の旅に戻る    テムズ川クルーズを見る   ロンドン街歩き その1を見る