アルバニア
 
バルカン半島南西部のアドリア海に面した国アルバニア、正式名称はアルバニア共和国といい、紀元前1000年ころからこの地にイリュリア語を話すイリュリア人がすむようにり、古代には「イリュリア」と呼ばれていました。
14世紀後半から400年続いたオスマン帝国の支配下から20世紀初頭に独立を果たしたアルバニア、第二次世界大戦ではイタリアそしてドイツに占領されていましたが、大戦終盤にはソ連によって全土を解放されてアルバニア共産党による社会主義臨時政府が発足、1946年にはアルバニア人民共和国が設立されました。
政権を握ったエンヴェル・ホッジャは極端な軍事政策と国民皆兵政策をとり、「無神国家」を宣して一切の宗教活動を禁止するなど独裁政治を継続、国の経済は疲弊するばかりとなり欧州最貧国とまで言われるようになったとのことです。
ホッジャ死後のアルバニアは内政および外交における開放が進み市場主義経済の導入、外国からの援助導入などを政策化し、国際社会への復帰を加速させていましたが1990年代には大掛かりなネズミ講が流行し、これが破たんした1997年には国民の3分の1が全財産を失って国の経済も一瞬で破綻、アルバニア暴動が発生するに至りました。
現在のアルバニアは暴動による騒ぎも沈静化し経済回復を続け、2000年にWTO加盟。税制改革や、外資を呼び込もうと誘致活動を行っていますが、インフラが脆弱であることが課題となっているようです。
 
       
   
      
 
テ ィ ラ ナ    
     
千の窓を持つ街ベラート    
     
     
     
       
       
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