世界遺産聖地アヌラーダプラ
 
スリランカ最初の観光はアヌラーダプラです。午前8時にネゴンボのホテルを出発し途中1回の休憩と昼食を挟んでアヌラーダプラの駐車場にバスがついたのは午後1時半です。

紀元前5世紀から紀元11世紀に至る長い間アヌラーダプラ王国の都として栄えたアヌラーダプラ、仏教伝来の街であったためサンスクリット語でストゥパと呼ばれる仏塔がいくつも残っています。、また、紀元前3世紀にインドから運ばれたといわれるスリー・マハー菩提樹が今でも残っており、「聖地アヌラーダプラ」として1982年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。
 
    
   
     門を入るとこのような遺跡があちこちで見受けられます。  
      
スリー・マハー菩提樹
紀元前3世紀にインドのマウリヤ朝のアショーカ王の王妃サンガミッタがゴータマ・ブッダの菩提樹の苗木をここアヌラーダプラに運び、シンハラ王朝のデーワナンピヤ・テイツサ王が植樹したものと伝えられています。菩提樹の木はゾウやサルなどの動物から守るため石台や鉄柵で囲われています。
 
巡礼者、観光客を問わずすべて履物脱いで靴下又は裸足となり、女性も帽子をとって中に入って見学します。(ノースリーブ、ミニスカートもだめです。)入口はなぜか男女別々になっています。
晴れているからいいけど雨の時はどうなんだろうとちょっと心配になります。
     
        
   
横に大きく伸びた菩提樹の枝は自重で折れないように所々棒で支えられています。  
     
    
病院跡(上左)とハーブを入れたお風呂として使われていた湯船(上右)  
     
  ハヌマンラングール
別名「ハイイロオナガザル」といい、インド、スリランカから中国あたりに生息しており、全身が灰褐色の体毛に覆われていて黒い顔が特徴です。
 
        
ルワンウェリ・サーヤ大塔(ルワンワリサーヤ仏塔とも呼ばれています。)
白亜のこの仏塔は紀元前2世紀に建設が行われた大きな仏塔で建設当時は高さが100mもあったとのことですが現在のものは高さ約く50mとなっています。 
 
  ルワンウェリ・サーヤ大塔の入り口の両側には大きな像の彫刻が、建設当時基礎を固めるため象が使用されていたと伝えられています。  
   
  仏塔は石造りで上を白く石膏で塗っています。なんでも毎年竹で足場を組んで塗りなおすとか。  
    
           
 
    
イスルムニヤ精舎
紀元前3世紀ころにデーワーナンピヤ・ティッサ王が仏教の保護を目的にこの地に建設したもので、天然の岩を利用して建てられたお堂と岩の上にある仏塔が特徴で別名「ロック・テンプル」と呼ばれています。
   
     
   
巨大な寝釈迦像  
     
  恋人の像
5世紀ころの作と伝えられ、紀元前2世紀に王族の地位を捨て身分の低いカーストの恋人マーラと一緒になったサーリャ王子であるとされています。
 
お堂がある岩の上に登ることができます。
 
     

見晴らしがよいといわれる岩の上に登るにはこのような大きな岩の間をくぐっていきます。
 
ティッサ・ウェワ湖
 
     
スリランカの道路標識
バスに乗って車窓から見ていると日本のように道路標識がありません。せいぜい下のような速度制限と横断歩道の標識を見るぐらいです。速度制限も片側一車線の道路で車種により40㎞、60㎞、70㎞と別れておりこれはどこに行っても同じでした。横断歩道の標識は青地に歩道と人が描かれているものの場合は道路に黄色い横断歩道のマーキングがされていますが、黄色地の標識の時は道路のマーキングはありません。当然横断歩道用の信号もありません。
日本の場合交差点ごとに信号があり、駐停車禁止、右左折禁止とか、進入禁止とか標識だらけですが、信号はおろか一般的な道路標識はほとんど見かけずでした。バイク、車ともに結構スピードを出して走っていますけど事故はほとんど見かけなかったのが不思議なくらいです。
 
      
       

リス


 
 
        
        
イスルムニヤ精舎の観光を終えてシギリヤのホテルに着いたのは午後5時ちょっと前、明日は今回の目玉シギリヤの観光です。  
        
        
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