アスワン

アブシンベルからアスワンに向かう朝、バスに乗って出発したところ神殿の大駐車場でストップ。
なんと観光バスを警官が護衛して行くとのことで、全ての観光バスが集まるまで待機。そのうえ現地ガイドさんがなにやらもめている様子、添乗員さんの話ではバスの順番とどのバスに警官を同乗させるか話し合っており、当方のガイドさんは警官同乗を嫌っていたようですが、結局、大型・マイクロあわせて30台近くの観光バスをパトカーが先導し、かつ当方のバスに警官が同乗して出発することとなりました。

 

 
  アスワン・ハイ・ダム
このダムは当時のナセル大統領が、毎年のように氾濫を繰り返すナイル川をせき止めて造ったものでダムは幅3.600m、高さ110mで、ナセル湖は琵琶湖の7.5倍の大きさでなんと東京ドームの164個分になるとか。
内部に水力発電機を持ち220万kWの発電が可能という巨大ダムです。
なお、ダムの周りには軍事施設があるとのことで望遠による撮影はダメとのことです。
上の写真はダム下流のナイル川
下の写真はナイル湖です。まるで海のように対岸は何も見えません。

 
 

 
  アスワン・ハイ・ダム記念塔
アスワン・ハイ・ダムの完成を記念して造られたもので、ダムから車で数分のところにあります。
     切りかけのオベリスク
「切りかけのオベリスク」といわれてはじめは何なんだろうと思ったのですが、造りかけのオベリスクでした。
アスワンの市内にある古代の石切り場跡にあります。
オベリスクの切り方は、はじめに石に切り込みを入れてから木のクサビを打ち込み、これに水をかけるとクサビが膨張して石が自然に割れるとのこと。
切れた表面は意外と滑らかになっているようです。
上から見るには斜面を登って行きますが、石が滑りやすいので、注意が必要です。

 
 

 
  ボート乗り場
イシス神殿のあるフィラエ島(別名:アギルキア島)へ行く船のボート乗り場です。島へはボートで約10分くらいで着きます。

 
  イシス神殿(アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群として1979年に世界文化遺産に登録)
イシス神殿は古代エジプトのイシス女神を祭っており、アスワン・ハイ・ダムの建設により水没することとなり、この島に移設されたそうです。

 
  イシス神殿の列柱
島に上がって神殿に行く途中の広場の両側にあります。

 
  第一塔門
神殿への入口となる塔門で、壁の右側にはホルス神を中心にイシス女神らが、左側には敵を打ちすえるファラオ大きなレリーフが刻まれています。

 
  レリーフ
塔門内のレリーフですが、このレリーフは浮き彫りで造られています。

 
  トラヤヌス帝(2世紀頃)のキオスク(東屋)
  アスワン市内のスーク(市場)
市場といってもここでは衣料品、香辛料、貴金属等を扱っている店が多く、通りを歩くと(特に日本人に対して)売り子がしつこく売りつけてきますが、商品には定価もついておらず、値段は交渉次第で半分以下になることも、但し、結構まがい物も多いようです。
  
 
 
 
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