バラトンフレドとティハニ  
 
 
 
バラトンフレド(Balatonfüred)
 


バラトンフレドの星空

泊まったホテルのベランダから夜明け前の空を見てみると星がよく見えます。三脚を持ってこなかったので、ベランダの手すりにおいて、ISO640、シャッタースピード30秒、絞りF5.6で撮ってみました。
   



バラトンフレドの夜明け

バラトンフレドはハンガリーでも屈指のリゾート地で、国際的な保養地としても知られており、中央ヨーロッパ最大の湖「バラトン湖(Balaton)」の畔にあります。
湖の大きさは東京23区がすっぽり入るくらいの大きさで、「ハンガリーの海」とも呼ばれています。
この日の日の出は午前6時52分でした。(東京の日の出は5時28分ですから1時間半ほど遅いですね。)
 
   
   
 
漁師と渡し守の像

朝食後、Sさんと恒例の朝の散歩で湖のほとりに。
畔には漁師と渡し守の像(Fisherman and the Ferryman Guard Statue)と名付けられた2体の像が置かれています。向かって左が渡し守、右が漁師の像で、渡し守は昔湖の湖で渡し船をしていた人の像です。渡し守の靴をなでるとまたここに来れるとかで、写真ではよくわかりませんが靴の部分が光っています。漁師が左手に下げている魚はずいぶん大きいですよね。何の魚なんでしょうか。
 
   
  湖のほとりには「タゴール・プロムナード」と名付けられたプラタナスの遊歩道があります。
プラタナスには、別名『鈴懸の木』の由来となっている実が付き始めており、葉も黄葉し始めています。
 
 
   
ティハ(Tihany)

全員そろって2日目の観光スタート。
まずはバラトン湖に大きく突き出た形のティハニ半島にあるティハニに。半島のある一帯は歴史地区として保全されており、ティハニは人口1500人ほどの小さな村です。

 
 

ティハニの街並み

村のシンボルとなる修道院は高台にあるので湖が望めますが、気温が高いので靄っています。 
 
   



ベネディクト修道院教会(Bencés Apátság)

ハンガリー国王アンドラーシュ1世により1055年に建てられたという古い歴史のある修道院で、現在の建物は、バロック様式で18世紀に再建されたものです。
 
 
 
   
 
   
 


アンドラーシュ1世と王妃アナスタシアの像

アンドラーシュ1世はエンドレ1世とも呼ばれ、初代ハンガリー王イシュトヴァーン1世の従弟にあたるヴァズル公の次男として生まれたましたが、支流の生まれであり父のヴァズルが迫害を受けた殺害されたため国外に亡命。
亡命中には、キエフ大公ヤロスラフ1世とスウェーデン王女インゲゲルド(スウェーデン王オーロフの娘)の娘アナスタシヤと結婚しました。
アンドラーシュは、イシュトヴァーン1世死後のハンガリーで、異教徒のハンガリー人らを中心とした大規模反乱が勃発していた1047年に王位に就きましたが、実弟ベーラの反乱に敗れ1060年に亡くなり、この修道院に埋葬されています。

右の写真は、修道院の地下にあるアンドラーシュ1世の墓です。
 
 
        
 


アメリカハリグワ(アメリカ針桑)

クワ科の落葉高木で、 テキサス州が原産といわれています。果実(右の写真)は大きさが13cmにもなり、秋には黄緑色となって落下し、家畜などがこれを食べるようです。
 
 
 

ダンギク(段菊  シソ科)

シュウメイギク(秋明菊  キンポウゲ科)
 
   
   
修道院の観光を終えて、9時半過ぎにヘレンドに向けて移動開始です。  
   
   
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