ヘレンドとヘーヴィーズ  
      
 
ヘレンド(Herend)
 
 
磁器製のテーブルウェアや置物、人形などで「ヘレンド」のブランドが知られる陶磁器の村ヘレンドは、人口3000人ほどの村で、村の歴史はローマ時代までさかのぼることができるようです。
バスはティハニから40分ほどでヘレンドに到着します。
この地は16世紀ころから焼き物が盛んであったところで、19世紀にはハンガリーの貴族たちがこぞって磁器のコレクションのため焼き物をしたことからさらに発展し、1842年にはヘレンド磁器製造所として帝室・王室御用達と承認され、皇帝フランツ・ヨーゼフの庇護を受けるに至りました。
1851年に開かれたイギリスロンドンにおける万国博覧会に出展された製品が、ヘレンドの名声を世に知らしめ、当時のヴィクトリア女王がウィンザー城で用いるディナーセットを注文したとのことです。
 
     
   
  ヘレンド磁器博物館
 
 
  ここでは工房で実際に磁器の制作を見学することに。  
     
   
  工房の入口には磁器で造られた世界地図が飾られています。
 
   
  こちらはランプシェード。見事な作りです。値段は出ていなかったけど高いんでしょうね。
 
 
   
  マイスターによって一つずつ手作りで製作されています。 
 
 
   
     
   
  完成品
 
 
   
 
  花びらを作って、一枚一枚形を整えて、組み合わせてバラの花の完成です。  
     
   
  お皿の絵付けもすべて手作業、筆で色付けしてゆきます。  
     
   
  レストランで出されたお皿は大きさが直径30cmもある大皿、これ一枚の値段が3万円以上するとか。  
     
   
  こんな高価な食器で食事するなんてめったにないですね。  
     
  食事を終えて今日のホテルのあるヘーヴィーズに移動です。今日は早めのチェックインで、ヘーヴィーズノ温泉体験です。  
   
  ヘーヴィーズ(Hévízi)
 
「温泉大国」ともいわれるハンガリーおいては各地に温泉がありますが、ここヘーヴィーズもホテルの近くにあるヘーヴィーズ湖が、「ハンガリーの温泉湖」として紹介されることが多く、泊り客だけでなく温泉目当てで訪れる観光客が少なくありません。
ヘーヴィーズ湖は大きさが47,000㎡(北海道の能取湖より少し小さい大きさです。)あって、湖全体がアルカリ性の温泉とのことで、その水温は真冬で26℃前後ある不凍湖ですが、夏になっても30℃を少し上回るくらいの水温しかありません。

我々ツアー客もホテルにチェックインし、海水着とタオル(タオルは有料となりますが、温泉で借りることができます。)を持参して、早速湖に出かけることに。
我々ツアー客はツアー料金に入浴料金が入っていますが、個人で入るとなると3時間コースで2800フォリント(日本円で1200円弱)
となります。
 
     
   
     
   
     
   
     
  温泉とはいっても、日本のように素っ裸で入ることはできません。ロッカーで海水着に着替えての入浴となります。  
     
   
  湖の水深は最も深いところで36mあるとのことで、泳ぎに自信のある人はともかくほとんどの人が浮き輪を持参するか借用しての入浴?となります。  
     
   
     
   
     
   
     
   
  入っていても一向に熱くならず、熱い温泉が大好きな私にとってはなんとも物足りない温泉です。30分ほど入ってホテルに引き上げることに。  
     
     
     
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