バンベルク
 
ユネスコの「人類の文化・自然遺産」に1993年に「バンベルクの街」として登録されていて、ときに「フランケンのローマ」とも呼ばれることのあるバンベルクは、ドイツでも最もすばらしく無傷に保存された歴史的な市街地のある街です。街はレグニッツ川の流域にある丘に築かれており、宗教施設が占めるベルクシュタット(大聖堂周辺の「山の街」)と、市民の街であるインゼルシュタット(レグニッツ川の二つの分流の間にある「島の街」)、そしてゲルトナーシュタット(「庭園都市」)の三つの部分からなっています。
 
      
   
レグニッツ川沿いには古い街並みがあり、「小ヴェネツィア」とも呼ばれる美しい風景が見られます。  
     
自転車専用レーン
日本と違ってドイツの町にはこのように自転車専用レーンが設けてあるところが多いです。したがって専用レーンが設けられていないところは車道を走ることになり、歩道は走っていません。
このように自転車マークのないところでは、歩道の中に色分けして区別しているところも見受けられます。
   
     
ウンタレー橋(Untere Brücke)と皇妃クニグンデ像
橋は、レグニッツ川に架かる橋で、中州にある旧市庁舎の北側にあります。
橋の上にあるのは皇妃クニグンデの像で、皇妃クニグンデは、バンベルク大聖堂を建立した皇帝ハインリヒ2世の妃です。
   
 
     
旧市庁舎
レグニッツ川の中州の北端というユニークな場所に建てられている旧市庁舎は、1386年にゴシック様式で建てられましたが、1460年に火災で焼失し、その後再建されていて、北端にはウンタレー橋が、中央にはオーベレ橋が下を通り抜けられるように架けられています。また、東西の壁一面にかれているバロック様式のフレスコ画は、1744年から1756年にかけての改築時に描かれたもので、南端にあるロココ調の小部屋は、「ロットマイスターホイスヒェン(伍長の小舎)」と呼ばれており1668年の改築時に増設されたものです。
  オーベレ橋東側から撮影  
オーベレ橋西側から撮影
 
   

                        西面壁のフレスコ画
 
東面壁のフレスコ画                        
 
        
ガイヤーズヴェルトシュテクから見る旧市庁舎
中州の南側にあるガイヤーズヴェルトシュテクという歩道橋から見ると、建物が中州に建てられているのがよくわかります。
中央にある増設されたロココ調の「ロットマイスターホイスヒェン(伍長の小舎)」は、基礎よりはみ出してます。
   
        
  ウンタレー橋からレグニッツ川を流れるとカヌーの練習をしています。街中でこんなことができるなんていいですね。  
   
バンベルクは「ビールの町」といわれているようで、「ラオホビア」と呼ばれる煙で燻した麦芽を用いて醸造される独特なビールが造られています。
この建物はそのビールを醸造してお店で飲ませるシュレンケラというお店ですが、建物の入口を写していないのは、入り口付近にジョッキを片手にした大勢の人がいるからです。
   
     
上教区の教会
上の教区教会(オベーレ・プファレ Obere Pfarre) とも呼ばれる教会で、14世紀のはじめにゴシック様式で建造されています。
 
   
 
     
旧宮殿と新宮殿
ドーム広場に並ぶようにしてて建てられたおり、旧宮殿は16世紀の後半にバンベルク伯の旧邸宅の敷地に建てられたもので、新宮殿ができるまで王宮と司教座となっていました。
新宮殿17世紀末から18世紀のはじめに建てられたもので、当初は司教座となっておりその後18世紀半ばにはドイツ人にしてギリシャ王であったオソン1世が領有していました。
   
   
   
大聖堂
1004年に神聖ローマ皇帝ハインリヒ2世によって最初の造営が行われましたが、その後火災により一部が損壊したため、1111年にバンベルクの聖オットー によって献堂されており、現在の大聖堂は後期ロマネスク様式で13世紀に建てられたものです。
   
 
     

                      グリュナー・マルクト広場
 
                          ケスラー通り
 
     
     
いろいろな絵看板(左からレストラン、肉屋さん(だけど下にあるのはどう見ても鯨の絵ですけど)、楽器屋さん、靴屋さん)
 
   
 
 
     
     
     
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