バラドラ洞窟(Baradla cave)

ミシュコルツのホテルを出発して約1時間半、バラドラ洞窟に到着です。
バラドラ洞窟は、スロヴァキアとの国境に近いハンガリー北部のアグテレク(Aggtelek アッグテレクとも表記されます。)国立公園内にある鍾乳洞で、その総延長は25kmにも及ぶヨーロッパ最大の鍾乳洞で、ハンガリーだけでなくスロヴァキアにまで及んでいます。
洞窟は、1995年に「アグテレク・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群」としてユネスコの世界自然遺産にスロヴァキアと共有で登録されています。

今回は、ガイドさんの説明を聞きながら鍾乳洞内の約2kmを歩きます
 
      
   
   
 
 


コシュート・ラヨスの記念碑

ケチケメートのコシュート広場に銅像が置かれていましたが、1828年にここを訪れたコシュート・ラヨスを記念するため設けられています。
 
   
 
世界遺産登録プレート
 
     
 
 


ロバート・タウンソンのレリーフ像

ロバート・タウンソン(Robert Townson(は、イギリスの自然科学者・歴史家で、1797年にスロヴァキ・アカルストを訪れた際にこの地も訪れており、その記念碑となっています。
      
 


洞窟への入り口は鍵が掛かっており、ガイドさんが鍵を開けて入場します。
内部は真夏でもせいぜい10℃位の気温しかありません。薄手のダウンジャケットを羽織って入場します。
 
     
   
     
   
  鍾乳管があります。漢の中央には穴があり、ここから炭酸カルシウムで飽和した一滴の雫がしたたり落ちるごとに伸びて石筍となりますが、その伸びるスピードはせいぜい1年に1cmくらいとか。
 
 
   
  石筍が多くありますが、あまり長くないです。スロベニアのポストイナ鍾乳洞を訪れたときはこれがもっと長く伸びており、「スパゲティ」のような感じとなっていました。
  
 
 
 
 
     
 
石筍の長さが短いので、「スパゲティ」というより「針」のように見えます。
 
     
   
     
   
  広い空間に出ました。ここは「コンサートの広間」と呼ばれており、音響効果が良いとのことで、夏にはオペラや音楽鑑賞会が催されています。
 
 
   
      
 
 
        
 


石柱のある所に出ました。大きな石柱が何本もあります。
左の石柱は 天井まで伸びています。ここまで伸びるのに何千年もかかっているのでしょう
 
     
   
     
   
     
 
 


バラドラ洞窟の観光を終えてミシュコルツに向かう途中、バスの車窓から日暈(にちうん)が見えました。暈(かさ)あるいは白虹(「はっこう」または「しろにじ」とよみます。)
太陽の周りに薄い雲がかかった時に出る光学現象です。
 
     
     
     
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