バイヨンヌとサン・ジャン・ド・リュズ  
   
バイヨンヌ  
    
ルルドからバスで約2時間バイヨンヌに到着、ここで昼食タイムです。紀元前3世紀に古代ローマ人によってアドゥール川とニーヴ川の合流点にカストルムと呼ばれた要塞が置かれ、その後バスク人の先祖がこの地を支配してバイヨンヌ(バスク語で「川」を意味します。)と名付けられました。中世にはアドゥール川やバイヨンヌ港の整備が進められ港湾としてして発展した町で近年では保養地として注目されリゾート地としての再開発がが進んでいるようです。中心部にはサント・マリー大聖堂(別名「「ノートルダム・ド・バイヨンヌ」)もあり、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路として世界遺産にも登録されています。
        
車窓からは雪の残るピレネー山脈がよく見えます。
スペインとの国境になるこの山脈ほぼ東西方向に長さ430kmにわたって続いています
        
ヌフ城
13世紀にイギリス軍によって建てられた古城。残念なことに外観を見るだけでした。
   
   
サント・アンドレ教会(サンタンドレ教会)
アドゥール川とニーヴ川にはさまれたプチ・バイヨンヌ(小バイヨンヌ)地域のポール・ヴェール広場に面したところにある教会で19世紀半ばにゴシック様式で建てられています。
 
   
 
バイヨンヌの旧市街は白い壁に赤い木組みが特徴的な真壁造りのハーフティンバーの家並みが続きます。  
 
 
ニーヴ川とバイヨンヌの街並み  
   
サン・ジャン・ド・リュズ

バイヨンヌから30分サン・ジャン・ド・リュズに到着です。スペインとの国境に近いこの町は、大西洋のビスケー湾に流れ込むニヴェル川の河口に面し、漁港として栄えていましたが。現在ではリゾート地として訪れる人が少なくありません。ここでは約80分ほど各自自由散策です。
 
 
  ルイ14世の館
ルイ14世広場に面して建てられているこの建物、1660年に時のフランス国王ルイ14世とスペイン王フェリペ4世の王女マリア・テレサ(マリー・テレーズ)の結婚式がサン・ジャン・バティスト教会で執り行われた際に滞在したとのことで、2階が記念館として開放(有料)されています。
 
   
サン・ジャン・バティスト教会
15世紀に建てられたものの焼失し、その後再建。外観はゴシック様式で内部はバスク様式となっています。内部にはなぜか帆船模型が吊り下げられています。漁師町であったからでしょうか。(右下の写真)
 
   
 
   
 
サン・ジャン・ド・リュズの街並み  
     
町の中心部からほんの数分で海岸に出ます。5月もまだ初旬というのに早くも海岸では水着姿の人たちが。トップレスのご婦人たちも見かけます。  
   
海岸からは隣町シブールにあるソコア要塞が見えます。
この要塞17世紀の半ばに造られたものですが、そこまで写真を撮りに行くには時間もなくこの一枚で断念。
 
   
 
サン・ジャン・ド・リュズ港  
   
街角には立派な藤棚のある家があります。  
   

ニオイシュロラン(リュウゼツラン科)
 
バイヨンヌとサン・ジャン・ド・リュズのマップ
   
        
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