ボスニア・ヘルツェゴビナ

ボスニア・ヘルツェゴビナボスニア・ヘルツェゴビナは首都をサラエヴォに置く連邦国で、正式にはボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国からなっています。その昔からこの地域はカトリック、イスラムの宗教の争いに加えて、セルビア人、クロアチア人そしてスラブ人の末裔であるボシュニャク人の間の民族の対立があったとのことで、１９９１年のクロアチアのユーゴスラビアからの独立後にセルビア人とポシュニク人との間でユーゴにとどまるか独立するかの対立が激化し１９９２年にボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が始まりました。３年半の紛争により多くの命が失われたことはニュース等で流され記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。今回のツアーではオスマン時代に造られたモスタルの古い橋を観光することとなりました。前日泊まったクロアチアのドゥブロヴニクのホテルを午前７時半にバスで出発途中国境を越えてボスニアに入り約３時間でモスタルに到着します。

		クロアチアのストンにある要塞の城壁ボスニアとの国境の近くにあり、ラグーザ共和国が１４世紀に造った要塞で、ヨーロッパ一長い城壁とのことでその長さは５ｋｍもあるとのことです。

		ネウムの町並みボスニアで唯一海（アドリア海）に面している町がこのネウムで、人口４千人くらいの小さな町とのことですが、逆に言えばクロアチアのストンやドゥブロヴニクを南側の町は分断されいわゆる飛び地状態となっています。

		ポチテリの要塞モスタルの手前３０ｋｍ位のところにある小さな村で、紛争時村は激しい爆撃で破壊されたとのことですが、今はかなり修復されているようです。

モスタル１０時半過ぎにモスタルの街に到着です。先史時代から人が生活していた後が確認されるほど古い町モスタルは、紛争時には激しい攻撃のため町のシンボルでもあり、町の名前にもなっているスタリ・モスト（「町を守る人」の意味だそうです。）と呼ばれる古い石の橋やモスク等の多くの建物が破壊されたとのことですが、多くの団体等の支援により復興が行われ２００４年にはスタリ・モストが再建されています。しかしながら紛争の傷跡はいまだ街中に残っており、激しい銃撃戦により破壊された建物や壁に生々しい銃弾の跡が残る家があちこちで見かけられます。まずはスタリ・モストがよく見えるところからスタートです。スタリ・モストは街中を流れるネレトバ川に架かっている橋で、太鼓橋のように中央部が湾曲しており、幅4ｍ全長３０ｍの石橋で、再建後の２００５年に「モスタル旧市街の古い橋の地区」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。なお、モスタルの町はこのスタリ・モストを挟んで東側（下の写真で右側）がムスリム人、西側（下の写真で左側）がクロアチア人の地区と住み分けられているようです。



		聖ペーター教会町の駐車場そばに建つこの教会、１６世紀の半ばにカトリック系の教会として建てられたとのことですが紛争により破壊され、２０００年に再建されたもので、鐘楼の高さは１００ｍ以上あるそうです。

紛争の傷跡下左は映画館のあと、下右は住宅であったようです。


		バザール旧市街のスタリ・モストに続く道の両側はバザールとなっていて、いろんなお土産品が道の両側からせり出してきています。でも中東やアフリカのようにしつこい売り込みはありません。



橋は普通の橋とちょっと違っていて途中に出っ張りがあります。歩幅とも違う間隔でこれがあるため結構歩きにくいです。又、つるつるしているため滑りやすくウォーキングシューズでもツルッとするときがあるので注意が必要です。

		町の若者たちは、橋の上から３０ｍ下のネレトバ川にダイブするのが伝統になっているそうで、橋の建設当初から行われていたらしく１６６４年に行われたとの記録も残っているおり、毎年飛込み大会が開催されているとのことです。最近では観光客からお金を貰って飛び込む若者も出ているようですが。

		スタリ・モストの上から見るネレトバ川写真は下流方向を撮っており、ネレトバ川はこの先クロアチアでアドリア海に注いでいます。

		スタリ・モストの上から見るネレトバ川写真は上流方向を撮っており、川の右岸にあるモスクは、１７世紀の初めに建てられたコスキ・メフメット・バシナ・ジャミーヤというモスクです。２ユーロ払うとモスクのミナレットに登ることができるというので、登ってみることにしました。

		コスキ・メフメット・バシナ・ジャミーヤのミナレットの階段教会の鐘楼にはよく登りますが、モスクのミナレットははじめてです。幅は狭く一人通るのがやっと。途中ですれ違うことはとてもできそうにありません。息を切らしながら１００段もある階段を一気に登ります。

ミナレットから見るネレトバ川とスタリ・モスト

ミナレットから見るモスタルの街並み		ミナレットから見るネレトバ川

モスタルの街並み		モスタルの町遠景

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ボスニア・ヘルツェゴビナボスニア・ヘルツェゴビナは首都をサラエヴォに置く連邦国で、正式にはボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国からなっています。その昔からこの地域はカトリック、イスラムの宗教の争いに加えて、セルビア人、クロアチア人そしてスラブ人の末裔であるボシュニャク人の間の民族の対立があったとのことで、１９９１年のクロアチアのユーゴスラビアからの独立後にセルビア人とポシュニク人との間でユーゴにとどまるか独立するかの対立が激化し１９９２年にボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が始まりました。３年半の紛争により多くの命が失われたことはニュース等で流され記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。今回のツアーではオスマン時代に造られたモスタルの古い橋を観光することとなりました。前日泊まったクロアチアのドゥブロヴニクのホテルを午前７時半にバスで出発途中国境を越えてボスニアに入り約３時間でモスタルに到着します。

		クロアチアのストンにある要塞の城壁ボスニアとの国境の近くにあり、ラグーザ共和国が１４世紀に造った要塞で、ヨーロッパ一長い城壁とのことでその長さは５ｋｍもあるとのことです。

		ネウムの町並みボスニアで唯一海（アドリア海）に面している町がこのネウムで、人口４千人くらいの小さな町とのことですが、逆に言えばクロアチアのストンやドゥブロヴニクを南側の町は分断されいわゆる飛び地状態となっています。

		ポチテリの要塞モスタルの手前３０ｋｍ位のところにある小さな村で、紛争時村は激しい爆撃で破壊されたとのことですが、今はかなり修復されているようです。

モスタル１０時半過ぎにモスタルの街に到着です。先史時代から人が生活していた後が確認されるほど古い町モスタルは、紛争時には激しい攻撃のため町のシンボルでもあり、町の名前にもなっているスタリ・モスト（「町を守る人」の意味だそうです。）と呼ばれる古い石の橋やモスク等の多くの建物が破壊されたとのことですが、多くの団体等の支援により復興が行われ２００４年にはスタリ・モストが再建されています。しかしながら紛争の傷跡はいまだ街中に残っており、激しい銃撃戦により破壊された建物や壁に生々しい銃弾の跡が残る家があちこちで見かけられます。まずはスタリ・モストがよく見えるところからスタートです。スタリ・モストは街中を流れるネレトバ川に架かっている橋で、太鼓橋のように中央部が湾曲しており、幅4ｍ全長３０ｍの石橋で、再建後の２００５年に「モスタル旧市街の古い橋の地区」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。なお、モスタルの町はこのスタリ・モストを挟んで東側（下の写真で右側）がムスリム人、西側（下の写真で左側）がクロアチア人の地区と住み分けられているようです。



		聖ペーター教会町の駐車場そばに建つこの教会、１６世紀の半ばにカトリック系の教会として建てられたとのことですが紛争により破壊され、２０００年に再建されたもので、鐘楼の高さは１００ｍ以上あるそうです。

紛争の傷跡下左は映画館のあと、下右は住宅であったようです。


		バザール旧市街のスタリ・モストに続く道の両側はバザールとなっていて、いろんなお土産品が道の両側からせり出してきています。でも中東やアフリカのようにしつこい売り込みはありません。



橋は普通の橋とちょっと違っていて途中に出っ張りがあります。歩幅とも違う間隔でこれがあるため結構歩きにくいです。又、つるつるしているため滑りやすくウォーキングシューズでもツルッとするときがあるので注意が必要です。

		町の若者たちは、橋の上から３０ｍ下のネレトバ川にダイブするのが伝統になっているそうで、橋の建設当初から行われていたらしく１６６４年に行われたとの記録も残っているおり、毎年飛込み大会が開催されているとのことです。最近では観光客からお金を貰って飛び込む若者も出ているようですが。

		スタリ・モストの上から見るネレトバ川写真は下流方向を撮っており、ネレトバ川はこの先クロアチアでアドリア海に注いでいます。

		スタリ・モストの上から見るネレトバ川写真は上流方向を撮っており、川の右岸にあるモスクは、１７世紀の初めに建てられたコスキ・メフメット・バシナ・ジャミーヤというモスクです。２ユーロ払うとモスクのミナレットに登ることができるというので、登ってみることにしました。

		コスキ・メフメット・バシナ・ジャミーヤのミナレットの階段教会の鐘楼にはよく登りますが、モスクのミナレットははじめてです。幅は狭く一人通るのがやっと。途中ですれ違うことはとてもできそうにありません。息を切らしながら１００段もある階段を一気に登ります。

ミナレットから見るネレトバ川とスタリ・モスト

ミナレットから見るモスタルの街並み		ミナレットから見るネレトバ川

モスタルの街並み		モスタルの町遠景

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