ボスラ
 
ヨルダンとの国境を通過してから1時間弱でボスラにつきます。観光するシタデルのすぐそばで昼食をとってから観光スタートとなりました。この街は紀元前2世紀にナバティア王国の都市が造られ、その後紀元2世紀の初めにローマ帝国の支配下に移り、地中海から紅海に抜けるトラヤノス街道(ローマ街道のひとつ)が造られたことから大都市として繁栄したようです。
この街の建物の多くは玄武岩を用いて造られているので、ほかの土地や国で見る建物とはちょっと変わった感じを受けます。遺跡としては、シタデル・ローマ劇場のほかに、列柱通り、貯水槽跡、ニンフェウム、修道院、ローマ風呂等いろいろあるようですが、今日はここを見た後パルミラまで360Kmの移動ですので、残念ですがシタデルローマ劇場のみの観光となりました。
なお、ボスラ遺跡は「古代都市ボスラ」として、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。
 
  
シタデルの城壁とお濠
お堀は日本のお堀と同じような感じを受けますが、造られた当時はもっと深かったのでしょうか。
 
 
劇場
2世紀の後半に造られたというこの劇場、6,000人の客席を備え、そのほかに3,000人が立ち見できたということですから、午前中に見たジュラシュ遺跡の南劇場よりもひとまわり大きい劇場です。
 
 
 
劇場への入口となる通路 入口付近に置かれていたモザイク画
    

舞台
 
    

客席最上段(37段あります)から見る舞台の全景
   

観客席
 
    
客席の一部にこのような肘掛付の席がありました。誰か特別な人が座るのでしょうか。でも真ん中ではなく一番端っこなんでよね。  
        
   
舞台の袖から見る舞台  
    
   
観客席  
   
      
舞台裏
 
 
 
観客席最上部から見るボスラの街並み  
    
1時間ほどで劇場の観光を終わり午後2時にボスラを出発、途中2回ほどトイレタイムを取りパルミラのホテルに着いたのは午後7時でした。  
 
 
 
 
 
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