ドブシンスカ氷穴(Dobšinská ľadová jaskyňa)
 
バンスカー・ビストリツァのホテルを出発して約1時間半で、ドブシンスカの氷穴のあるストラテナー村の駐車場に到着です。
ここドブシンスカの氷穴は、ハンガリーとの国境にまたがる広大なカルスト地形の中にある鍾乳洞群のひとつで、スロヴェンスキー・クラス景観保護地域となっていましたが、2000年にユネスコの世界自然遺産の「アグテレク・カルストとスロバキア・カルストの洞窟群」として登録されています。
 
      
   
  洞窟の中は夏場でも気温がマイナス2℃からせいぜい0℃位にしかならないということで、バスの中で薄めのダウンジャケットとパンツを着けて行きます。  
     
   
  駐車場からモミの木の林の中の坂道を歩きはじめます。  
     
   
  歩き始めて10分すぎると今度は急な上り坂となります。九十九折の坂を上ってゆかなければなりません。年寄りには結構厳しい坂道です。  
     
   
  更に上ること約10分洞窟の入口に到着です。洞窟への入場は予約制となっており、我々は11時からの入場ということで、ここで40分ほど待たなければなりません。
洞窟は、標高970mのところにあり、1870年に地元の鉱夫達によって発見されたもので、全長約1500mあって、このうち約500mほどが、5月から9月までの間だけ見学できることとなっています。
 
   
 
 
 
  11時、洞窟の中に入ります。
内部で写真を撮るには入場料のほかに10€が必要です。(お金を払うとシールをくれますので、これを体の見やすいところに貼り付けて入場します。シールは洞窟を出るときに回収されます。)
 
     
 
中に入ると途端に気温が下がってきます。ダウンを着てきて正解です。
この洞窟ができたのは今から約25万年前と推測されいて、鍾乳石の石筍ではなく氷筍が発達しており、氷の厚さは最も厚いところで25m以上もあるとのこと。
 
     
   
  氷筍(氷柱)があちこちにできています。  
     
 
 
 
  階段を上り下りしながらどんどん地下に行きます。濡れているので滑らないよう気をつけて歩かなければなりません。途中の壁には世界遺産に登録されていることを示すプレートがあります。  
     
   
     
   
  真ん中の黒い部分は上から空気が入ってくる穴のようです。  
   
 
 
 
  氷筍だけでなく上には氷柱もあります。これだけ大きくなるのにどれだけ年数が経っているのでしょうか。  
     
   
     
   
     
   
  何年か前にテレビの「世界ふしぎ発見」という番組で、当時現役のフィギアスケータであった浅田真央さんが現地の許可を得てここで滑っていたとか。  
     
  約40分の氷穴ツアーを終えて駐車場に戻ります。  
     
   
  駐車場そばの建物の上にはコウモリの衣装?をまとった人形が。よく見るとずいぶんとボインです。  
      
  お昼ちょっとすぎに次の目的地コシツェに向けて出発、途中、中世に金、銀、鉄などの鉱山で栄えていた人口2万人ほどの町ロジュニャバ(Rožňava)で昼食をとります。  
     
   
  ロジュニャバの市場広場
 
     
 
17世紀にルネサンス様式で建てられた市場広場の時計塔(the Town Tower)
 
     
  昼食後の午後2時コシツェに向けて再出発、駐車場を出発してすぐに丘の上にお城が見えてきました。
クラスナ・ホルカ城(Krasznahorka vára)です。
14世紀に建てられスロバキアの文化遺産に指定されているお城ですか、2012年に少年のたばこが原因で火災に見舞われています。
できればちょっと寄り道したいけど、バスは止まらず通過します。
 
   
     
     
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