エトルタ(etretat)
 
エトルタは人口は1300人くらいという小さな村で、石灰質の断崖が続く海岸にあり、2017年に訪れたイギリスのセブンシスターズとイギリス海峡を挟んだところに位置しています。
村の風景は、クロード・モネ、ギュスターヴ・クールベ達の画家を魅了して題材を提供しており、モーリス・ルブラン作の『アルセーヌ・ルパン』シリーズの舞台ともなったところです。
 
      
   
     
 
 



アルセーヌ・ルパン館 (Clos Arsène Lupin)

ルパン生みの親モーリス・ルブラン(Maurice Marie Émile Leblanc)が、20年以上ここに住み続けて執筆していたところで、現在は、モーリス・ルブラン記念館、通称「アルセーヌ・ルパンの隠れ家」となっていて、一般公開されています。
上の写真は入り口付近、下の写真は入り口付近から撮影した庭の風景。
 
      
   
   
   
  屋根付き市場(Marché couvert)
平瓦を用いた屋根のこの市場は1926年に建てられたもので、地元の産物や職人たちが自ら作った作品を土産物として並べて売られています。

 
 
 
正面入り口にはフランス国旗と並んでなぜかアメリカ国旗が掲げられています。
 
 
 
 
 
     
   
   
ホテル・サラマンドレ(Hotel La Residence Manoir De La Salamandre)
海岸にほど近いところにある庫の木骨造りの古い家は、14世紀にリジュー(Lisieux)で建てられた家で、1990年にこの地に移築されてホテルとなっており、「サラマンドルの館」とも呼ばれています。
 
 
   
     
 
海岸の近くまで来たときに同行者たちが一斉にカメラを構えて何か撮っていました。何なのでしょう
 
   
      
   
  アモンの断崖(La Falaise d'Amont)
エトルタにある三つの断崖のうちイギリス海峡に向かって右側にあるのが、このアモンの断崖です。石灰岩の断崖の高さは100m以上あります。
 
     
   
  断崖の上にポツンと教会が建っています。漁師の礼拝堂(Chapelle des pêcheurs)と呼ばれる教会で、19世紀の半ばに、船乗りたちによって材料が運ばれて建てられたものです。礼拝堂は第二次世界大戦で破壊されましたが戦後の1950年に再建されています。
 
 
   
  左側にあるのはアヴァルの断崖(La Falaise d'Aval)です。海岸の石は握りこぶしくらいの大きさの丸い石で、結構歩きにくい海岸です。
 
   
     
 
Sさんが撮ったアモンの断崖から見るアヴァルの断崖(La Falaise d'Aval)とエトルタの家並み
 
     
   
  アヴァルの断崖には、マンヌポルト(Manneporte)と呼ばれる巨大なアーチがあり、その奥にはエトルタの針(l'Aiguille)と名付けれいている高さが50mを超す尖った岩があります。
アヴァルの断崖の奥にはマンヌ・ポルト(Falaise Manneporte)という三つ目の断崖がありますが、ここでの散策時間は約1時間。残念ですが、見に行くことができません。
もう少し時間があるといいんですけど・・・・
 
     
   
   
 
 マップ
 
 
 
     
     トップページに戻る    ノルマンディーとブルターニュの旅に戻る
   
                                               オンフルールを見る