白亜の断崖セブン・シスターズ
 
ライから西南に約50km、約50分でセブン・シスターズ(Seven Sisters)のあるバーリング・ギャップ(Birling Gap)に到着です。セブン・シスターズは、約1億4500万年前から6600万年前の白亜紀に形成されたチョーク(石灰岩)でできた海食崖で、イギリス海峡に面したイーストボーン(Eastbourne)とシーフォード(Seaford)の間に数kmにわたって、高さ100~150mの白い断崖が続いています。
セブン・シスターズのある一帯は、サウス・ダウンズ国立公園となっていて、景勝地として人気があり、絶景を眺めながらのウォーキングコースとして人気を集めているようです。
朝から曇っていたのでここにくるまでに天気が回復することを願っていたのですが、どうやら曇り空のままです。晴れていれば、青空と白亜の断崖のコントラストとなって、きれいに見える絶景となるのですけど、ちょっと残念です。
 
   
   
  上から見ると海岸に降りることのできる階段があります。まずは上からの写真を撮って下に降りることにします。
写真は崖の上からカックミア・ヘヴン方面(西側)を撮影しています。
 
     
 
  崖には柵が設けてありません。ちょっと足を踏み外せば下まで真っ逆さまで落ちてしまいます。
この写真と下の写真は、崖の淵までぎりぎり寄ってとています。私は大丈夫ですが、高所恐怖症の人は近よってこんな写真を撮るのは無理でしょうね。
      
  崖を見ると岩に亀裂が入っており、いまにも崩れ落ちそうに見えます。
崖は波の浸食作用によって下の部分が削り取られることから、毎年30~40cmのスピードで後退しているとのことです。

崖の崩落により海岸にいる人たちが巻き込まれて怪我をしたり亡くなることも時々発生しているようです。
 
     
   
  足元を見るとすでにクラックが入っているところがあります。知らずに乗るとどうなるのでしょうね。  
   
   
     
   
  上の写真と同じような位置で、この曇り空と白亜の断崖がどのように映るのか試しにモノクロで撮ってみたところ、下の写真のような感じです。どちらがいいんでしょうね、  
   
      
   
     
   
  階段の上から撮影すると、空中散歩しているような感じです。
上は西側のカックミア・ヘヴン方面、下は東側のビーチィ・ヘッド方面です。
 
   
     
   
     
   
  海岸に降りてみると崖が垂直に切り立っているのがよくわかります。  
     
 
 
     
     
  約40分間のセブン・シスターズでの散策を終えて、午後15時35分次の目的地ルイスに向けて出発です。  
     
     
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