ファヴィニャーナ島とトラーパニ
 

今日は今回のツアーの目玉であるファヴィニャーナ島の観光ですが昨日の夜から今朝がたまで雨が降っていたのでカーラロッサのきれいな海が見られるかどうかわかりません。午前8時半にホテルを出発してトラパーニに向かい、そこから船でファヴィニャーナ島に渡ります。
ファヴィニャーナ島はシチリア島の西にあるエガディー諸島のひとつで三宅島くらいの大きさの島で4000人ほどが暮らしている島です。
 
         
    
トラパーニから高速船で約30分、ファヴィニャーナの港に到着しましたが雨こそ降っていないものの曇り空、残念なことにカーラロッサへ行くことは中止となりました。  
   
  サンタ・カテリーナ要塞
港からはサンタ・カテリーナ山(標高314m)の上にはノルマンディーの時代に築かれた要塞が見えます。
 
     
  フロリオ宮殿
島の産業のひとつであるマグロ漁と加工で多大な功績を遺したイグナチオ・フロリオの邸宅で、現在は図書館として使われています。
 
     

                  タウンホールとイグナチオ・フロリオ像
 
                           ローマ通り
 
     
  マグロ漁で有名なところですので昼食はマグロ料理が出てくると思いましたが、シーフードのスパゲティです。  
     
  昼食を食べている間に天気は回復して青空がではじめました。正面の工場はマグロの加工工場です。  
     
   
曇り空のもとではわからなかった海の青さが天気が良くなるとこんなに色に見えます。 でも波があるのでカーラロッサには行けません。  
     
  カーラロッサの海はこんな風に見えるようです。(インターネットからお借りしています。)  
     
残念ですが午後3時少し前に船でトラーパニに戻ります。
トラーパニ(トラパニ)は地中海に面した港湾都市で、その歴史は先住民族のエリミ人が集落を作った後に紀元前260年にカルタゴ軍が町を掌握して軍港を作り、さらに第一次ポエニ戦争後にはローマ帝国が掌握したとなっています。町は何世紀にもわたって塩田や製塩産業で栄え、マッタンツァと呼ばれるマグロの追い込み漁が行われることで知られています。
 
     

                      港前のレジーナ・エレナ通り
 
        レジーナ・エレナ通りから横道に入ると旧市街の街並みが続きます。
 
       
聖アゴスティーノ教会とサトゥルノの噴水
正面ファサードにバラ窓のある聖アゴスティーの教会は12世紀の初めに建てられたもので、14世紀に建て直しされましたが、第二次世界大戦の爆撃により大きく破壊されており、その後修復されています。教会のわきの広場には14世紀の半ばに水路が造られたのを記念してトラパーニの上院議員により造られたサトゥルノ(サターン)の噴水があります。
     
 
   
カヴァレッタ宮殿
ヴィットリオ・エマヌエーレ通りにあり、16世紀末から17世紀の初めにかけてバロック様式で建てられたもので、以前は議会が置かれタウンホールとしても使われていました。
   
 
     
サン・ロレンツォ大聖堂
12世紀の初めに建てられたのがはじまりで15世紀前半に建て直しが行われ、そして18世紀の半ばに現在のバロック様式で建てなおされたもので、中央にあるドーム屋根のおかげで大聖堂内部はすっきりした感じを受けます。
        
 
     
  リニ―の塔
岬の先端にあるこの塔はスペイン統治時代の1671年にリニ―公爵により町の防御のため建てられたものでしたが、第二次世界大戦時には屋上に大砲が設けられていたとのことで、現在は町の先史時代の博物館として用いられています。時間があればそばまで行きたいのですが、遠景を撮るだけです。
 
     
  魚市場広場
1874年に建てられたもので、ここで魚市場が開かれていましたが現在魚市場は別の場所に移り、小物やアクセサリーを売る屋台が出ています。
 
   
 
 
     
     
     
        
         トップページに戻る        南イタリア・シチリア島の旅に戻る       モンレアーレを見る