グラナダ
 
昨日泊まったホテルはバレンシア郊外、ホテルに着いたときと朝チョット歩いてみましたがホント周りには何もありません。
それでも日の出が見れそうでしたのでカメラを持って出かけてホテルそばのロータリーでっとったのがこの一枚です。
 
    
ホテルを8時半に出発してバスは一路540km先のグラナダに向かいます。グラナダ到着まで途中の休憩や食事を入れると7時間くらいかかります。カメラの設定をスポーツモードに切り替えて車窓の風景を撮ってみました。シャッタースピードを2500分の1位に設定するとバスが高速で走っていても結構見れる写真が撮れます。  
        
エルダ城
アリカンデ自動車道沿いの街エルダ郊外のラ・ペーニャと呼ばれる500mほどの高さの岩山の上にある古城です。
 
   

ブドウ畑

バレンシアオレンジ
 
   
車間距離注意の道路標識
文字だけの標識よりユーモアがあっていいですね。
 
   
洞窟住居
グァディクス(Guaidx)周辺にはこのように岩山をくりぬいたスペイン式の洞穴住居が散在します。
 
 
アルハンブラ宮殿

キリスト教徒の国土回復運動であるレコンキスタにより1085年にトレド、1236年にはコルドバ、1246年にはセビーリャとイスラム勢力が衰えてゆく中でグラナダにナスル朝がグラナダ王国を建設、9世紀にウマイヤ王朝が軍事要塞アルカサーバを建てたところに城塞を建設したのがアルハンブラ宮殿の始まりで、ムハンマド2世が60年かけて整備を行ったとされている。1492年にレコンキスタでグラナダが陥落下ことにより宮殿もカトリック王イザベルに明け渡され、その後モスクは教会となり礼拝堂や修道院が建設されたとのことです。
ちなみにアルハンブラとは、アラビア語で「赤い城塞」を意味するアル・カルア、アル・ハムラがスペイン語においてなまって変わったとのことです。
このアルハンブラ宮殿は1984年にユネスコの世界遺産に「グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン」として登録されています。
 
   

イトスギの並木道
  
パンパスグラス
  
ザクロ
 
   
車両の門
宮殿に入るにはこの門と「裁きの門」という2つの門があるようです。
この車両の門は、カール5世宮殿の建設のための車両(といっても当時のことですから荷馬車等を指しているのでしょうか)
 
 
サンタ・マリア教会
正式「名称サンタ・マリア・デ・ラ・アルハンブラ教会」といい、モスクがあったところに17世紀に建てられました。
 
   
ぶどう酒の門
アルタ地区への通用門として使われていたもので、名前の由来は当時門の中に免税のぶどう酒市場があったことから命名されたといわれています。
 
   
 
カルロス5世宮殿の入口(壁には馬の手綱を繋ぐリングがいくつもあります。)  
 
 
入口を入ると円形の広場となっており1、2階とも廻廊が設けられています。  
   
 
アル・カサバ(イスラム教徒がグラナダに入る前の9世紀にムーア人によって築かれた要塞で、アルハンブラ宮殿内で最も古い建造物です。)  
   
メスアールの間の天井
メスアール(政庁)宮の中にある部屋で、ここメスアール宮は政務、会議等に用いられていたとのことです。天井部分は寄木細工のような加工でできています。
 
   
コマレス宮
コマレス宮は王の公邸として使われ、政治の中心となる最も重要な場所でした。客をもてなすためのいくつかの部屋もあり、中庭では訪れた人たちを招いてのレセプション等も開かれていたとのことです。
 
   
アラヤネスの中庭の側壁
アーチ部分の装飾
 
    
  
アラヤネスの中庭と柱廊、奥にはコマレスの塔(高さ50m)が見えます。
 
           
コマスレ宮で望むアルバイシン地区  
 
ライオン宮
ライオン宮は14世紀に完成した王族のプライベート部分、12頭のライオンの噴水があるライオンの中庭(パティオ)はとても有名です。

 
 

二姉妹の間のある建物
    中庭は124本の白大理石の列柱がある廻廊で囲まれています。
 
 
    
大きな水盤は12頭の雪化石膏(アラバスター)で彫られたライオンによって支えられており、シェラネバダから流れきた水が噴水となっています。
注:雪化石膏とは
細かい結晶が集まってできた白色半透明 の塊状の石膏のことをいいます。
 
 
 
二姉妹の間の八角形の天井はモカラベという鍾乳石飾りが施されておりとても見事です。(右は拡大写真)  
   

リンダハラの中庭
  
リンダハラの中庭のオレンジ
    
サンタ・マリア教会
 
   

パルタル庭園

城壁
 
   
長く続く城壁を歩いてヘェネラリフェに向かいます。
フェネラリフェとは14世紀にナスル朝の夏の離宮として建てられたもので、アルハンブラ宮殿の北、チノス坂をはさんだ北側の太陽の丘にあります。
 
 

城壁から見るヘェネラリフェ

ヘェネラリフェから見るアルハンブラ宮殿
 
   
アキセアの中庭
アキセア(「用水路」或いは掘割」との意味)の中庭は50mほどある池を囲むように柱廊があり、庭には噴水といろいろな花が咲いています。(左は)
 

北塔側から撮影

南塔側から撮影
 
    
約2時間かけてアルハンブラ宮殿を観光しましたが少し駆け足気味、写真を撮るにはもう1時間位ほしいところ。といってもツアーでは仕方のないことです。
一度ホテルに戻って夕食後はジプシー地区でのフラメンコショーの観光です。
    会場はウナギの寝床みたいに細長いところ。ここに約50人くらいの観光客を入れて約30分ジプシーたちがフラメンコギターに合わせて踊ります。
      
 
ジプシー地区で見る夜のアルハンブラ宮殿  
   
ジプシー地区で本場のフラメンコショーを見た後でホテルに帰る途中バスはグラナダ市街の一望できるところでストップ。
グラナダの夜景です。
 
 
ホテルに着いたのは夜の12時、さすがに疲れてコーヒーも飲まず、風呂にも入らず即ベッドに。  
        

ハツユキソウ(トウダイグサ科)
 
 
 
   
翌朝ホテルを出発するまで時間があったのでホテルの裏に行って見るとアルハンブラ宮殿や市街が一望できるはありませんか。この日の日の出は8時過ぎとあって、日も当ってないためあまりきれいな写真とはなりませんでした。  
 
 
   
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