グラーツ(Graz)
 
新石器時代に人が住み始め、15世紀には神聖ローマ帝国の首都ともなったことのある歴史のある町グラーツは、シュタイアーマルクの州都であり、オーストリア第2の都市ですが、旧市街及び近郊にあるエッケンベルグ城が、2010年ユネスコの世界遺産に「グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城」として登録されています。(当初1999年に「グラーツ歴史地区」として登録されたものを2010年にエッケンベルク城を含めての拡大登録に変更したものです。)
町の郊外にあるホテルを午前8時50分に出発し、中心部に着いたのが9時10分過ぎ、観光開始ですが今日は曇り空です。
 
   
   
  王宮
かつてはフリードリヒ三世の居城であった建物ですが、現在は州知事の官邸として利用されており、当時の面影が残っているのは、1449年に設けられた階段棟だけとなっています。
階段棟は二重螺旋階段となっていて「ゴシック建築の逸品」とされています。
 
 
 
 
     
 
 


マウソレウム(Mausoleum)

マウソレウムとは「霊廟」のことで、神聖ローマ帝国の皇帝、フェルナンド二世の命により、、マニエリスム様式で、1633年に建てられたものです。
因みにマニエリスム様式とは、ルネサンス期とバロック期の端境期の様式のことをいいます。
 
      



グラーツ大聖堂(Grazer Dom)

フリードリヒ三世によって、1462年に宮廷聖堂として、ゴシック様式で創建された司教座聖堂です。
大聖堂内の壁面には、「災厄図」というフレスコ画が残されており、1480年グラーツを襲った3つの災害である「蝗害(こうがい)」、「ペスト」そして「トルコ軍」が表現されているとのことで、グラーツで現存する最古の絵画といわれています。

注:「蝗害」とは大量発生するトノサマバッタなどによる災害のことです。
 
      
 


ホーフベッカライ・エーデッガータックス(Hofbäckerei Edegger-Tax )

ホーフガッセにあるパン屋さんで、その操業開始は1569年と450年もの歴史があるベーカリーで、ハプスブルク家の御用達となっていました。
 
 
     
   
  鏝絵のある家
シュポルガッセ(Sporgasse)とホーフガッセ(Hofgasse)の角にあるこの家の壁一面に鏝絵の装飾が行われています。

 
 



市庁舎( Rathaus)

ハウプト広場(Hauptplatz)に面して建てられたこの市庁舎は、16世紀にルネサンス様式で建てられ、その後19世紀になって新古典主義様式で改築されたものです。
 
 
     
   
     
   
  ヨハン大公の噴水(Erzherzog-Johann-Brunnen)
ハウプト広場の中央にあるこの像、オーストア帝国の軍人で、女帝マリア・テレジアを祖母、その子のレオポルド二世を父とする、オーストリア帝国の皇族であったヨハン・バプティスト・フォン・エスターライヒ(Erzherzog Johann Baptist von Österreich)の像です。
ヨハン大公は、軍人として一般兵士と接したのちに貴族生活に疑問を持ち、シュタイアーマルク州の農林業の繁栄や社会福祉に力を注ぎ、民衆から慕われて、「アルプス王」、「シュタイア―マルクのプリンス」とも呼ばれていた人です。
 
     
   
  壁絵の家(Gemaltes Haus)
ヘレンガッセ(Herrengasse)の市庁舎のそばにあるこの壁一面にフレスコ画が描かれた家は、ヘルツォークホーフ(Herzogshof)ともいい、1742年にバロックの巨匠ヨクン・マイャーによって描かれたたもので、書かれた面積は220㎡あるとのことで、ギリシャ神話やローマ神話などの絵が描かれています。
 
   
 



州庁舎(Landhaus)

1557年から1565年にかけてルネサンス様式で建てられたもので、中庭には回廊がめぐらされています。
 
   



武器庫

ヘレンガッセの州庁舎の隣にあねこの建物は、1642年に度重なる外敵からの侵略に対して対応するため建てられたもので、当時としては世界最大のものだといわれてます。現在は武器博物館となっており、当時の武器が多く残されています。
 
 
   
   
  ヘレンガッセ(Herrengasse)の家並み
トラムが走る旧市街の大通りです。
 
     
   
  オペラハウス(Opera Graz)
1899年に建てられたもので、ウィーンの国立歌劇場に次いで二番目の規模を誇っています。
 
   
 



午前10時半にグラーツの観光終了です。世界遺産の街なのにわずか1時間足らずの観光、街の中心部だけの観光で、しかもいずれも外観だけ、州庁舎の中庭やグロッケンシュピール広場、そして丘の上にあリってグラーツのシンボルと呼ばれる時計塔が残るシュロスベルク(城山)などは観光予定に入っていません。せっかくグラーツに来たのにと思うツアーです。



右の写真は、シュロスベルクの時計塔で、8年前に訪れたときに撮影したものです。
 
 
     
 
 
     
     
     
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