フィンランド

森と湖の国といわれるフィンランド、国土の面積のうち60%が森林10%が湖となっているようで、人口は日本の20分の1くらいの600万人が住んでいるとのこと。ロシアにも近いことから街の中にもその影響を受けていた建物等が数多く残っています。ここでの観光は首都ヘルシンキと、近郊にあるムーミンで有名なタンペレ、そして湖水地方の遊覧船観光です。
 
   
ヘルシンキ

ヘルシンキという都市の名前を聞いたのが小学生時代の昭和27年、ここで開かれた夏季オリンピックに第二次世界大戦後始めて日本が参加したときのことです。当時「フジヤマの飛魚」といわれた古橋広之進や唯一金メダルを獲ったレスリングの石井庄八の活躍を覚えている人も少なくないと思います。
フィンランドの首都であるここヘルシンキは、「バルト海の乙女」或いは「北欧の白い都市」ともよばれ、バルト海沿いにきれいな街並みが見られますが、前日コペンハーゲンから移動中の機内で急激な気圧の変化に対応できず右耳が聞こえなくなった状態(帰国後医者にかかったところ航空性中耳炎とか)で観光です。
 
   
ヘルシンキ大聖堂
宿泊したホテルのそばにあるこの大聖堂、19世紀の半ばに建てられ1917年の独立までは「聖ニコラウス教会」と呼ばれていたそうで、元老院広場の高台にあります。青空に白い壁が大変よく映えてきれいです。
 
 
 
元老院広場とヘルシンキ大学
ヘルシンキのシンボルともいえるこの広場は、御影石が敷き詰められた新古典様式の広場で、中央にはロシア皇帝アレクサンドル2世の銅像があります。
正面のヘルシンキ大学は、3800人の学生が勉強するフィンランド最古、そして最大の大学です。
 
テンペリアウキオ教会
20世紀の半ばに建てられた福音ルーテル派の教会で、大岩をくりぬいて造られており、内部の壁は岩盤がそのまま残されこれが音響効果を高めているというちょっと変わった構造となっています。
ほかの教会と違って鐘楼はありません。外からは丸いドームだけが見えます。
 
教会内部
壁は岩盤、丸い天井ということで音響効果は抜群、コンサートによく利用されるとか。
        
ウスペンスキー寺院
ウスペンスキー大聖堂とも呼ばれるロシア正教のこの教会は19世紀の半ばにロシア・ビザンティン様式で建てられたもので、外壁のレンガはクリミア戦争で破壊されたオーランドのブーマルスンド要塞のものを使用したとのこで、12本ある金色の尖塔はキリストと12人使徒をあらわしているといわれています。
 
        
 
   
シベリウス公園
フィンランドの代表的な作曲家ヤン・シベリウスを記念して作られた公園で、白樺林の中の広場にステンレスパイプのモニュメントとシベリウスの肖像彫刻が広場にありますが、わずか10分程度で観光終了。(他にもあるのかしら・・・)
   
       
市内散策
 
 
       
マーケット広場
ヘルシンキ市庁舎前の南港に面した広場は、毎日市場が開かれており、食料品、衣料品、雑貨品そして骨董品やお土産といろいろなお店が出ており、市民だけでなく観光客でにぎわっています。
 
 

ヘルシンキ市庁舎(右側にマーケット広場があります)

トナカイの剥製
 
 

エテラ港
 
   

オリンピック競技場

ヘルシンキ中央駅
 
 
ヘルシンキの夕暮れ
さすが夏の北欧、北緯60度のこの土地の夕暮れは午後11時過ぎでした。
 
 
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