彦根街歩き(2020.10.13撮影)

彦根は10年前に彦根城だけを歩いているので、今回は前回見なかったところを中心に歩いてみました。
 
 
 
 


井伊直政公像

直政公の像は彦根駅の西口を出たところの広場ににあります。
彦根35万石の初代藩主であった直政公は、永禄4年(1561年)静岡県の井伊谷に、今川氏の家臣の子として生まれ、高天神城の戦い、小牧・長久手の戦いで戦功をあげ名を知られるようになり、小柄な体に赤備えの軍装で鬼の角のような兜をまとった姿は「井伊の赤鬼」と、諸大名から恐れられていました。
秀吉亡き後、慶長5年(1600年)の関ケ原の戦いで功をあげて石田三成の居城であった佐和山城主となり18万石の大名となりました。
その後、城を現在地の彦根山に移すベく築城を開始した慶長7年(1602年)に、戦で負った傷がもととなり41歳で病没。
以後、彦根藩として明治時代になるまで井伊氏の居城となりました。
      
 


彦根縁起の碑

直政公像のそばにあるこの碑には、彦根城のあるこの地は、彦根山(彦根寺)に金の甕に乗った観音様があったことから城の名を「金亀城」とも呼ばれていて、当時霊験あらたかかな霊場として参拝ブームが起こったと記されています。
碑は、彦根開府400年を記念して平成13年(2001年)に建立されました。
      
 
   
  旧池田屋敷長屋門
市の指定文化財となっているこの門は、彦根藩の中級藩士であった池田家の長屋門で、彦根藩では身分に応じて長屋門の格式が定められていたとのことで、典型的な中級武家屋敷の長屋門として残されています。
所在地:彦根市尾末町6-43
  
 
   
  埋木舎(うもれぎのや)
彦根城の佐和口御門に近い中堀に面した建屋で、宝暦9年(1759年)頃に建てられた推測され、井伊直弼が13代藩主となる前の不遇な時代に15年ほど過ごしたといわれています。
当時武家においては嫡男以外の子は、他家に養子に行くか、家臣の養子になってその家を継ぐのが定めとなっていて、行く先が決まらない間は下屋敷で過ごし「宛行扶持」、「捨て扶持」で暮らし、「厄介叔父」ともいわれていました。
本来は「於すえ町屋敷」あるいは「北の御殿」と呼ばれていましたが、井伊直弼が逆境に安住の地を求めて居宅を「埋木舎」と命名し、精進したと伝えられています。
所在地:彦根市尾末町1-11

 
 
   
  沢口多門櫓
昭和35年(1960年)より、井伊直弼没後100年を記念して「彦根市開国記念館」として利用されています。
 
 
   
  花の生涯記念碑
舟橋聖一が大老井伊直弼の波乱に富んだ一生を描いた『花の生涯』は、映画、演劇に一大ブームをもたらしたことを記念して昭和39年(1964年)に建立されたものです。
 
 
   
  井伊大老像
像の手前左側には、大老の曾孫にあたる井伊文子さんが詠んだ『一身に 背負ひまして 立ちましし 大老ありれこそ 開港はなりぬ』の歌碑があります。
 
 
 
 


二季咲桜

井伊大老像のそばに咲いていたこの桜、春(4~5月)と冬(11~1月)の年2回開花する櫻で水戸市から寄贈されたものとか。
      
   


琵琶湖八景「月明 彦根の古城」の碑

昭和25年(1950年)に、琵琶湖とその周辺が琵琶湖国定公園として指定されたのを契機に、琵琶湖八景が選ばれ、月明かりに浮かぶ彦根城も選定されたことからこの碑が建てられています。
     
 
  足軽組屋敷
彦根藩の足軽衆の組屋敷は城下の一番外側に置かれ、城を守る役を担っていましたが以下の写真の善利(せり)組の組屋敷は外堀と芹川の間に東西750m、南北300mの地域にあり、その戸数は幕末期で700戸あったといわれています。
 
 
   
   
   
   
 
 


花しょうぶ通り商店街

彦根市の花である『花しょうぶ』の名をとった「花しょうぶ通り商店街」は、河原町芹町地区にあって、「ふるあたらしいまちづくり」をコンセプトにして、商店街づくりに取り組んでいるところですが、平成28年(2016年)に重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
      
 
   
  人力紙飛行機選手権大会
商店街の企画で毎年開催していたようですが、なぜか2017年で中止なのでしょうか。
 
 
   
     
 
 


逓信舎

昭和9年(1934年)に商店街に面して建てられた近世町屋の洋風建築で、2011年に「旧川原町郵便局舎(高﨑家住宅主屋)」の名で、国の登録有形文化財となっており、現在は、地域の情報発信施設として活用されています。
     
 


彦根市のマスコットキャラクター『ひこにゃん』







      
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