ホッローケーの古村落

ブダペストから北に約100km、バスで1時間半くらいのところにあるホッローケー(ホーロックーともホローケーとも呼ばれています)は、「ハンガリーで最も美しい村」とも呼ばれているところで、伝統的な古民家の建物があるところです。さしずめ日本でいえば世界遺産に登録されている白川郷や五箇山とか、各地にある重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)といったところでしょうか。
村の名前のホッローケーはハンガリー語で「カラス」と「石」を組み合わせたものであるとのことで、更にその由来は、この地に城を建てた有力者が隣の国の美女を攫ってきたところ、その美女の乳母がカラスに救助を求めるとカラスが城の石を持ち去って城を壊し美女を助けたとか、魔女がカラスを使って城の石を運ばせたとか諸説あるようです。(村の入口には大きなカラスのモニュメントが置かれていますが残念なことに撮影できず。)
村は14世紀の初めころには集落ができたとのことで、独特な泥とわらを使った壁に石灰で白く塗るパローツ様式と呼ばれる建物が建ち並んでいます。
この村は1987年に「ホッローケーの古い村落とその周辺」として、村落としては初めてユネスコの世界文化遺産に登録されました。
 
村の入口の看板
中央に石を銜えたカラスが
 
  
 
 
 
 
社会見学で訪れた子供たち
4、50人くらいいたでしょうか、口々に「コンニチハ!」と挨拶し、一緒に写真を撮ってほしいとせがまれ10人近く相手をするハメに、それも全て女の子です。
    
 

 
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