光明寺の紅葉(2014.12.02撮影)
 
長岡京市西山の麓、粟生広谷にある西山浄土宗の総本山である報国山光明寺は、円光大師法然が日本で始めて念仏の教えを説いたといわれるところです。寺は平安末期から鎌倉時代初期の武将である熊谷次郎直実が、治承・寿永の乱の際の石橋山の戦い(治承4(1180)年)後に出家して法然の弟子となり、建久9(1198)年にこの地で念仏三昧堂を建立したのが始まりです。
光明寺には、法然の遺骸を荼毘に付して納棺したところ光明を発したと聞かれた四条天皇が光明寺の勅額を与えたという言い伝えがあります。
 
       
総門
高麗門形式のこの総門は天保16(1845)年に建てられたものです。
 
   
総門をくぐると表参道です。石段のゆるい上り坂が続きます。ゆるい上り坂で女性やお年寄りでも楽に登れるので通称「女人坂」といわれています。    
 
   
経蔵と法然上人袈裟かけの松
宝永4(1707)年に建てられた経蔵はその後いく度かの修復が行われており、中には経典や注釈書等が納められています。
袈裟かけの松は法然上人が脱いだ袈裟をかけたといわれ、院内の裏山にあった松から株分けして植えられたものです。
 
   
御影堂(みえどう)
光明寺の本堂で、創建時の本堂は応仁の乱をはじめとしていくたびか火災にあっており、現在の本堂は総欅の入母屋造りで宝暦4(1754)年に建てられたもので、18間四方の大きさがあります。
左端にある像は昭和57(1982)年に造られた法然上人の像です。
 
   
御影堂の正面入口で靴を脱いで中に入ります。  
 
回廊を歩いてゆくと石庭にいたります。時間があればここでのんびりと雑念を払うのもいいのかもしれません。  
 
   
もみじ参道
CMの「そうだ、京都、行こう」で有名になり毎年観光客が多く訪れる紅葉のトンネルです。
 
        
 
 
 
   
 
   
   
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