ロンドン街歩き その1
   
千葉から参加したYさんご夫妻とカメラを持って3人で街歩きです。
 
  ロンドン名物のダブルデッカー
市内を走る路線バスのかなりの車両がこのダブルデッカー(ニ階建車両)です。

 
     

リージェント・ストリートにあるピカデリーサーカスはロンドンでも1、2を争う繁華街です。広場の中央にはシャフツベリー伯記念噴水があり、その頂上にはエロスの像があります。
      
 
     
地下鉄でトラファルガー広場に来ましたがあいにくと広場ではイベントの真っ最中、ネルソン提督の記念柱の周りはテントでいっぱいです。
邪魔なテントを避けて撮ろうとするとどう頑張ってもこのくらいしか写真が撮れません。
           
 
    
アドミラルティ・アーチ
トラファルガー広場からザ・マルに続く道にあるこのアーチは1912年に完成したもので、名前の「アドミラル」はアーチの隣に海軍本部があることから来ています。このアーチはトラファルガー広場からザ・マルへ通ずるセレモニーの入場口、あるいはバッキンガム宮殿へと向かう式典のための道として、ロイヤル・ウェディングや国葬、戴冠式のための行列などで重要な役割を果たしています。アーチの上の建物内は政府が使用していましたが、緊縮政策の一環として売りに出され、高級ホテルに生まれ変わることとなったようです。
 

トラファルガー広場から
  
ザ・マルから
 
   
ザ・マル
アドミラルティ・アーチからバッキンガム宮殿に続く約1㎞の道の両側はプラタナスの並木となっており、ユニオンジャックが続いています。
この道は19世紀末から20世紀前半にかけて儀式用道路として建設されたもので、国賓が宮殿を訪れる際には国賓や女王が馬車に乗って宮殿に向かいます。(日本でいえば東京駅から皇居へ向かう行幸道路のようなものです。)
通常は車が通行していますがなぜかこの日は歩行者天国となっていました。
   
     
ザ・マルからバッキンガム宮殿に向かう途中左側にあるセントジェームス・パークに入ってみました。歩道にあったのはダイアナ・プリンセス・オブ・メモリアル・ウォーク(THE DIANA?PRINCESS OF WALES MEMORIAL WALK)と彫られれたプレートです。
チャールズ皇太子の最初の后であったダイアナ妃を記念して造られたもので、ここセントジェームス・パーク以外にケンジントン・ガーデンズ、ハイド・パーク、グリーン・パークなどのウォーキングコース約7マイルに埋め込まれています。
   
     
   
セントジェームス・パーク  
   
セントジェームス・パークからザ・マルに戻ると正面にヴィクトリア記念碑があり、その奥にバッキンガム宮殿が見えます。    
    
ヴィクトリア記念碑
バッキンガム宮殿の正面広場にある記念碑はヴィクトリア女王を記念する碑でイギリス。オーストラリア、ニュージーランド各政府の資金提供そして国民からの寄付により1911年に完成したものです。
ヴィクトリア女王は、英国史上最長期間在位(1838年6月20日から1901年1月22日の63年7か月)した女王で、世界各地を植民地化し繁栄を極めた大英帝国時代を象徴する女王として知られ、その治世はヴィクトリア朝と呼ばれ、政治・経済のみならず、文化・技術面でも優れた成果をあげ、インド女帝の称号を得ています。
記念碑の周りには平和を表すオリーブの枝を持った女性(右から2番目の写真)、進展を表す炎を上げるトーチを持った裸の男性(右端の写真)、農業を表す鎌とコーンの束を持った女性そして製造を表すハンマーを持った現代のコスチュームを着けた鍛冶屋の4体の像があります。
 

     
 
    
バッキンガム宮殿
バッキンガム宮殿は1703年に初代バッキンガム公ジョン・シェフィールドが自らの邸宅として建てたバッキンガムハウスが始まりとされ、当初はレンガ造りの粗末な建物であったものをジョージ4世が現在のネオクラシック様式で12年かけて改築させ1837年に完成したもので、以後英国王室のイギリス王室の公式の宮殿となっています。
 
 
     
   
 
宮殿正面の門扉です。
門扉には大きな王室の紋章があります。
紋章はイギリスの正式名称であるグレートブリテン及び北アイルランド連合王国を表しており、中央にある盾(盾は4分割されており、イングランドを表す3頭の歩くライオン、スコットランドを表す片足で立つユニコーン、アイルランドを表すハーブが描かれています。)をイングランドの象徴であるライオン(左)とスコットランドの象徴であるユニコーン(右)が支えています。
      
 
     
バッキンガム宮殿からウェリントン・アーチの方向へ歩いていると変わった信号と道路標識を発見
信号は馬専用で赤信号となっています。右の道路標識は馬に注意でしょうか。ロンドン市内ですので一般の人が乗馬して散歩するのではなく騎馬警官がよく通るからなのでしょうね。
     
         
ウェリントン・アーチ
ハイドパーク・コーナーにあるこの凱旋門は、英仏戦争で1815年6月のワーテルローの戦いで、ナポレオンに勝利に導いたウェリントン卿を讃えるために1830年に建てられたもので、門の上にはクァドリガと呼ばれる4頭立ての戦闘用馬車の像があります。そんなに大きい凱旋門ではありませんが、門扉には王室の紋章が刻まれています。
   
       

凱旋門の戦闘用馬車
 

門扉の紋章
    
ウェリントン卿騎馬像
 
   
ハイド・パークに着きました。
ハイド・パークはロンドンに8か所ある王立公園の1つで、隣接するケンジントン・ガーデンズと合わせると2.5㎢ある巨大な都市型公園で1820年代に造園されていす。公園はイーバリー卿の荘園跡が基となっており、1その広さが1ハイド(イギリスでかつて使われていた面積の単位で徴税単位にも使われていて地方によって統一されておらず0.24から0.49 km²の広さであったとされています。)あったことからこの名が公園名の由来となったようです。
  
 
       
   
     
   
       
アルバート公記念碑とロイヤル・アルバート・ホール
ケンジントン・ガーデンズにくるとヴィクトリア女王の王配であったアルバート公を記念する碑が、道路を挟んでロイヤル・アルバート・ホールがあります。いずれも1851年に開催されたロンドン万博の余剰金で建てられたもので、1872年に完成しています。
     
       
   
       
ケンジントン宮殿
ケンジントン・ガーデンズの西端に建てられているこの宮殿は、17世紀にノッティンガム伯爵のために建てられたものをウィリアム3世が喘息治療のため1689年に買い取って宮殿とし、歴代の王の居住地となっていました。プリンス・オブ・ウェールズ夫妻、チャールズ皇太子とダイアナ皇太子妃が住んででいたのがこの宮殿です。

宮殿の正面にはウィリアム3世の銅像があります。
   
        
   
    
 
 
     
     
今日の街歩きはここまで、明日はツアー最終日で1日自由行動です。一人で街歩きを行います。  
     
     
     
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