マントン(Menton)のレモン祭り

ニースからバスで北東に約1時間、イタリアと国境を接する街マントンに到着します。街は人口が約3万人足らずという小さなところで、地中海に面していることから温暖な気候の影響もありコート・ダジュールの有名な観光地となっています。
レモン祭りは街を活気づけようと1896年から復活祭に合わせてパレードを行いはじめたのが最初で、街の住民や避寒で訪れる観光客を楽しませ始めました。1929年には特産のレモンがパレードに登場し、1934年からは市を挙げてのレモン祭り(Fête du Citron)が開催されています。レモン祭りは毎年2月の中旬から3月の初めにかけて、テーマを定めて開催されており、期間中は30万人を超す観光客が訪れる大イベントとなっています。2019年のテーマはドラゴンやケンタロウスとなっています。
レモン祭りでは、80トンのレモンとオレンジを用いた巨大なモニュメントが会場に設けられるほか、夜にはパレードも開催されていますが、我々ツアー客は昼の観光です。
マントン港の近くには、17世紀に設けられたル・バスティオン(Le bastion)という名の砦の跡があり、ジャン・コクトーの美術館もあって、旧市街の散策も面白そうですが、残念なことに予定に入っていません。
 
     
   
     
 
 
 
     
 
 



モニュメントに用いられるレモンやオレンジは、よく見ると一つ一つ同色の輪ゴムで括り付けられています。高さが5mから10mにもなる大きな一つのモニュメントを作り上げるのは気の遠くなる作業ではないでしょうかす。
 
     
   
     
   
     
   
     
   
   
   
   
   
     
 
 
 
     
   
  パレ・ドゥ・ルーロップ(Palais de l'Europe)
レモン祭りの会場となっているボワイエ通り沿いにあるこの建物は元はカジノでしたが、現在は劇場となっており、街の観光案内所も設けられています。
 
     
   
     
 
 
 
   
   
     
   
     
   
     
 
 
モナコ大公アルベール1世のレリーフ像   レモン祭り開催記念碑
 
   
   
  レモン祭りの会場があるビオヴェス公園は海辺の近くにあり、コート・ダジュールの海岸を見ることができます。写真は、会場そばにある船着き場から撮影したものです。  
   
     
    
 
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