南三陸町(2021.04.20撮影)
 

宮城県の北東部にあって三陸海岸の志津川湾、伊里前湾に面した人口10,000人足らずの町南三陸町は、リアス式海岸特有の景観に優れた地域です。
リアス式海岸の特徴は、地震の際に津波の影響を受けやすいとのことで、過去に貞観地震による大津波、明治三陸地震、昭和三陸地震による大津波、そしてチリ地震による大津波と幾度となく被害を受けていました。
その影響を考慮して沿岸部には防波堤、防潮堤が構築されていましたが、平成23年(2011年)3月11日に発生した東日本大地震による高さ16mを越える津波は町を流れる3本の川を逆流し、町の住戸の6割以上に当たる3,200棟以上が被害を受け、死者行方不明者1,206名という被害を受けました。
私たちも地震後の放映で、防災対策庁舎から住民たちに繰り返し避難を呼びかけていた町の職員遠藤未希さんが、津波に飲み込まれたということを聞いて涙しており、今でもその記憶は忘れ去ることができないこととなっています。
 
 
   
  この日の日の出は午前4時49分、湾内にはいくつもの養殖用筏があります。養殖は牡蠣やホタテだけでなくホヤ銀鮭なども行われているとのこと。
 
 
   
      
   
      
 



南三陸町震災復興祈念公園

八幡川沿いに造られた公園には、「祈りの丘」が設けられており、「復興祈念のテラス」が設置されていて震災で犠牲となった方々の名簿が納められた「名簿安置の碑」が置かれています。
 
      
 
   
  「祈りの丘」  
      
   
  祈りの丘から見る復興祈念公園
正面奥には震災遺構として保存が決まった防災対策庁舎が見えます。
 
     
   
  「祈りの丘」にある「復興祈念のテラス」には、犠牲者の「名簿安置の碑」があり、碑には「いま碧き海に祈る 愛するあなた 安らかなれと」と刻まれています。
写真を見ながら編集しているとまた涙が滲んできます。合掌
 
 
 
 
防災対策庁舎
 
   
   
  中橋
八幡川に架設された中橋は、隈研吾氏設計によるもので、南三陸産の杉の木を用いて造られています。
 
 
   
   
   
  復興計画のパノラマ  
     
     
     
          トップページに戻る      松島を見る