モンセラートとタラゴナ

モンセラート
バルセロナのホテルを午前8時半に出発して約1時間モンセラートに到着です。この日は日曜日とあって訪れる人も多いとかで駐車場にバスが着くまで20分近くかかる有様です。
モンセラート(モンセラットとも呼ばれています。)とは「ギサギサな山」という意味があるそうで標高800m近い奇岩の岩山が続いています。ここには9世紀に創建されたベネディクト会のモンセラート修道院(正式名称:サンタ・マリア・モンセラート修道院)があり、大聖堂内にはカタルーニャ地方の守護聖母「黒いマリア像」がおかれていることからキリスト教の聖地として多くの信者が訪れているとのことです。

この黒い聖母に触れるため信者たちは車で或いは延々80km近くをバルセロナから徹夜で歩いて訪れるとか、特に日曜日は訪れる人が多いとのことで、バスが駐車場に止まるまで20分ほど要するほど渋滞です。修道院に着いたときには多くの信者が長蛇の列、ガイドさんいわく1時間待っても触れられるかどうかというくらい並んでいます。
        
  
着いたときは霧で周りが殆ど見えませんでしたが徐々に晴れてきました。上右は変わった形のロープウェイ、下には登山電車の線路も見えます。
 
 
参道の外灯にはゼラニウムのフラワーハンギングバスケットが続きます。  
   
修道院のすぐ後ろは切り立った岩山が続きます。右側の建物が大聖堂です。  
       
  大聖堂正面の聖人像   
   
 
   

正面が主祭壇でその上に「黒いマリア像」が置かれています。

信者たちは一人ずつ「黒いマリア像」に触れてゆきます。
 
   
午前10時45分モンセラートを出発、次の目的地タラゴナに向かいます。前方の道にはモンセラートに向かう車の列が続いています。  
 
タラゴナ

モンセラートからバスで約1時間半タラゴナに到着です。タラゴナ(タラゴーナとも呼ばれています。)カタルーニャ地方の地中海に面した街でローマ時代は「タラッコ」と呼ばれ古代ローマ時代の水道橋や円形競技場などの遺跡が残されており、2000年にユネスコの世界文化遺産に「タッラコの考古遺跡群」として登録されています。
 
 
バスは高速道路上の駐車場に止まりました。駐車場の案内板には「Pont del Diable(悪魔の橋)」と書かれています。
正式名称は「ラス・ファレーラス水道橋」とのことですが、高さ27m長さ249mの二層アーチ橋でアウグスト帝のころに造られたといわれており、チョット前まで修復中でしたが工事も終わっており橋の上部を歩いてみました。
 
        
 
 
   
 
 
タラゴナ市内で昼食をとり今日はこれで観光は終わりの予定。といってもまだ午後2時過ぎ、と思っていたらバスのドライバーが円形闘技場を見せてくれるとのこと。ラッキー!!  
 
ランプラ・ノバ通りにある「人間の塔」のモニュメント
ここタラゴナが発祥の地といわれる人間の塔は100人が1チームとなって競い合うそうですが、我々もその昔運動会でこのような競技を行った記憶があります。(歳かなー)
 
   

ローマ時代の城壁の一部

長官公邸(プレトリ)
 
 
地中海のバルコニー
バルコニーの下には世界遺産に登録されているローマ時代の円形闘技場が、その先には地中海が広がっている絶景ポイントです。
 
 
 
円形闘技場から地中海はすぐのところ。コバルトブルーの海がとてもきれいです。  
 
このほかにもタラゴナにはローマ劇場、フォーラム広場、スキピオの塔、1100mもある城壁等の古代ローマ遺跡がありますがすべて今回のツアーでは見ることができずちょっと残念です。といってもバレンシア近郊のホテルに到着したのは午後6時。ホテルの周りは何にもないところなのであと1時間くらい観光したかったのに。  
    

ジャカランタの豆果

車窓から見た山の上の古城
 
 

メディテラオネ自動車道(イギリスからスペインまでなんと3400qも続きます。)
 
    
バレンシア近郊のホテルに到着したのは午後6時。ホテルの周りは何にもないところなのであと1時間くらいタラゴナで観光したかったのに。  
 
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