オビドス  
      
  エヴォラから約2時間半、『谷間の真珠』とも呼ばれる城壁に囲まれた人口約1万人ほどの小さな街オビドス(Óbidos)に到着です。
ここオビドスは、石器時代からの歴史があり、小高い丘の上に8世紀にムーア人が築いた要塞を、レコンキスタ後にデニス王が、王妃イザベルにプレゼントしたことから、共和制が施行される19世紀まで代々ポルトガル王妃の直轄地となり、別名「王妃の村」と呼ばれていました。
 
   
   
  ポルタ・ダ・ヴィラ(Porta da Vila)
城壁に囲まれたオビドスの街への入口となる城門で、14世紀末ごろに完成しており、門の内側には見事なアズレージョが残されています。
 
     
 
  まずは町が一望できるとのことで、城壁に昇ってみることに。ポルタ・ダ・ヴィラのすぐそばにある階段から城壁に。
城壁は人がすれ違うのがちょっと厳しい幅で、手すりもなく、気を付けて歩かないと落ちる可能性もあります。
      
  城壁の外を見ると水道橋が見えます。
この水道橋は、16世紀に設けられたもので、完成当時の長さは約3kmあったとか。現在残っているものでも上から見ても結構ありそうです。
 
     
   
  城壁の塔にある銃眼からは古い風車小屋が見えます。  
      
 
こちらは新市街でしょうか、同じような形の家が建ち並んでいます。
 
      
 
城壁から見る風景。中央はぶどう畑のようです。
 
      
   
  城壁の南端にある塔から街を見ると町が城壁の中にあるのがよくわかります。西側の城壁を歩いてみたいけど、時間が限られているので戻って町中の写真を撮ることに。  
     
 
街のいちばん北側はヨーロッパ100名城に選定されているオビドス城です。あそこまで行ってみることに。
 
     
 
  ポルタ・ダ・ヴィラからディレイタ通りとジョセフア・デ・オビドス通りの三叉路のところにあるのが、ルイス・デ・カモンイスの記念碑です。
古そうに見えますが20世紀半ば近くに建てられたもののようです。
      
  メイン通りのディレイタ通りは、ポルタ・ダ・ヴィラからオビドス城まで続いていますが、細い道ですれ違うのに肩がぶつかりそうなくらい観光客で賑わってています。
      
 
 
 
サン・ペドロ教会
ディレイタ通りの一本南側にあるジョゼファ・デ・オビドス通りにある教会で、創建は12世紀ですが、リスボン大地震で倒壊してその後再建されたものです。
 
     
 
 
路地にはブーゲンビリアが咲いています。  
 
     
 
 
サンタ・マリア教会
サンタ・マリア広場にあるこの教会は、12世紀にロマネスク様式で創建され、その後幾たびか建て直されており、アフォンソ5世が1448年にここで結婚式を挙げたことで有名となっています。
 
     
   
  オビドス城
ポサーダ カステロ デ オビドスという国営ホテルの門を入るとオビドス城です。
ホテルの敷地内ですが、写真を撮る分には誰でも入れるようで、写真左側の城壁から上に登ることができるようですが、そろそろ集合時間ですのでバスの駐車場に戻らなければなりません。チョイと残念。
 
     
   
       
  午後17時45分にオビドスを出発してナザレのホテルに。明日はファティマ、バターリャ、アルコバサそしてナザレと移動の多い日となります。  
     
     
   
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