パルミラ遺跡その2
 
 
  葬祭殿
列柱通りの突き当たりに建てられており、その名の通りここで葬儀をが行われたとのことであり、建物の中に置かれた石のところは棺を置く場所であったとのこと。
 
ディオクレティアヌス城砦
パルミラはローマ帝国時代に軍事基地として利用されていたようで、皇帝ディオクレティアヌスが3世紀の終わりに建てた城砦で回りは城壁で囲まれていたようですけど今はその面影もありません。
 
 
 
 
元老院議事堂
 
塔墓群
墓の谷と呼ばれているところ(谷と呼ばれていますがここに向かっては上り坂となっていました、当時と地形が変わっているのでしょうか。)にあるお墓で、内部は3階から4階建てとなっていたようで、ここに遺骨が置かれていたようです。今でいうお墓の団地みたいですね、現在10基ほど残っていますが、崩れた状態のも結構見受けられます。その中でも保存状態のよいのが、エラベール家の塔墓です。
 
 
    
エラベール家の塔墓
パルミラの貴族であったエラベール家(エラベル家)のお墓で、内部は4階建てでこの党全体で300体くらいの遺体を安置できたようです。細い階段を4階まで上ってみましたが、写真で見るようにところどころに明かり取りの窓があるだけで、内部は真ん中の写真のように数段に分けて安置していたみたいです。
 
 
    
     
バールシャミン神殿
雨と豊穣の神バールシャミン(ギリシャ語で「ゼウス」)に捧げられた神殿ですが、5世紀頃に教会に改築されたこともあってここの遺跡の中では保存状態がよいほうです。
 
 
    
 
ベル神殿
記念門とは道路を隔てて反対側にあり、中に入るためにはチケットの購入が必要となります。この神殿は2世紀の半ばに建てられたもので200m四方位の大きさがあり、パルミラ遺跡の中で最も大きい建築物です。
 
    
 
 
  

神殿内にある祭壇

祭壇の天井
 
 

ベル神殿から見るオアシス
 
 
午前中はパルミラ博物館の見学で終了ですが、内部は撮影禁止とのこと。この写真は博物館前の大統領広場の風景です。
 
アラブ城
小高い岩山の上に建てられたこの城は、17世紀のオスマン朝時代にこの地帯の警備用として建てられたもので、タドモル(タドモール)の街やパルミラ遺跡が見渡せる位置にあります。城の見学は夕日を見ることもあってちょっと遅めに行われました。

 
 

遺跡から見るアラブ城
 
        
   
城壁   城の内部  
        
 
 
アラブ城から見るパルミラ遺跡の全景
長さが1,300mあって、四面門で9度角度が変わっているといわれた列柱通りの様子がよくわかります。一番奥にあるのがベル神殿です。
 
    

アラブ城から見るシリア砂漠
 
        
   
 
アラブ城で見る夕日
季節にもよるでしょうが、この日の太陽が沈む位置はアラブ城の南西にある鉄塔のある山のところに沈みました。もうちょっと西に沈むとよかったのですけど、おまけに雲が出て期待したほどよい写真が撮れず、残念!!
 
 
  ライトアップされたアラブ城
望遠レンズを目一杯利用して手持ち撮影したため、ちょっとブレています。 
 
        
旅もそろそろ終盤明日は世界遺産「クラック・デ・シュヴァリエ 」の観光をしてダマスカスまで移動です。  
 
 
 
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