パンノンハルマのベネディクト会大修道院

エステルハージ宮殿からバスで1時間ちょっとでパンノンハルマに到着しました。
ここパンノンハルマの大修道院は、2012年の5月の旅行でも訪れたところですが、996年にゲーザ大公(ハンガリーの初代国王イシュトヴァーン1世の父)の命によって創設された修道院で、創設千年を迎えた1996年に、ユネスコの世界文化遺産に「パンノンハルマの千年の歴史を持つベネディクト会大修道院とその自然環境」として登録されているところです。
前回訪れたときは、地下にある聖堂は修復工事中のため入り口付近からしか見ることはできませんでしたが、今回は工事も完了しているので大丈夫のようです。
 
      
   
  修道院は小高い丘の上にあり、周囲を雑木林が取り囲んでいるので、全体を見ることができません。  
     
 
 
 
  修道院への登り口は、左側が緩い傾斜の道、右側が結構傾斜のきつい階段となっています。さしづめ「女坂」と「男坂」でしょうか。当然年寄りの多い我々は迷わず左の女坂で行くことに。  
     
   
  修道院には神学校が併設されており、訪れたときは体育の授業を行っているようでした。  
     
   
  修道院入り口から見るパンノンハルマの街並み  
     
   
   
   
  付属教会への入り口の扉は、動物や植物の彫刻が施された扉となっています。  
      
 
扉の上部にはクジャクの彫刻が施されており、内側から見るとステンドグラスとなっています。
 
   
     
 
 
マリアの礼拝堂と回廊
 
 
 
  礼拝堂のステンドグラス
 
 
 
 
 
  地下礼拝堂  
     
   
  ポルタ・スペキオサ(Porta Speciosa)
回廊から聖堂に続く門は、ポルタ・スペキオサと名付けられており、「華麗な門」との意味があるとのことで、門の上部には、様々な職業の守護聖人である聖マルティヌスの「マントの伝説」の絵(下の写真)があります。
絵はマルティヌスが物乞いにマントを割いて与えるいるところを描いているとのこと。
 
   
     
   
  聖堂内のステンドグラス  
   
   
  聖堂を取り囲むにように設けられた中庭は、パラディスム(Paradisum 「楽園」の意)と名付けられており、中世の時代にはここでハーブが栽培されていました。  
     
   
  回廊の側壁には、12世紀に描かれたと推測されている古いフレスコ画が残されています。(ガラスで覆われ、反射があるため少し見にくいですけど)  
   
   
  36万冊以上あるといわれる付属の図書館  
   
     
   
  天井のフレスコ画  
     
   
  修道院からパラトンフレドのホテルに向かいだした頃にバスの窓から白壁の修道院が見えました。写真ストップはないので、仕方なくガラス越しに撮影です。  
     
   
 
 
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