パルマ
 
午前10時シルミオーネを出発したバスは途中トイレ休憩を行った後に午後0時45分パルマに到着します。
ここパルマは「美食の都」として知られており「パルメザンチーズ」、「パルマハム」の特産地ですが、その歴史は古代エルトリア人によって町が造られ、中世には自治都市として栄え16世紀半ばから19世紀のイタリア統一までの長い間パルマ公国の首都でした。
 
   
観光前にまずは昼食、そう世界三大ハムに数えられるプロシュット・ディ・パルマ(プロシュートとも言います)、別名「パルマハム」です。
   
     
昼食後は約1時間半市内を各自散策します。雨は上がりましたがまだ黒雲が空を覆っており傘は手放せません。  
        
   ピロッタ宮殿
16世紀の終わりにルネサンス様式で建てられたこの宮殿、ファルネーゼ家の居館として用いられていましたが、現在は美術館、図書館、国立美術館、考古学博物館、ボドーニ美術館、ファルネーゼ劇場として用いられています。
 
     
   マドンナ・デッラ・ステッカータ教会
14世紀の終わりに建てられた洗礼堂のところに16世紀半ばにルネサンス様式で建てられた教会で平面はギリシャ十字の形となっています。(トロリーバスの架線がちょいと邪魔ですね。)
 
    
パルマ大聖堂と洗礼堂
ドゥオモ広場に建つパルマ大聖堂、正式名称はサンタ・マリア・アッスンタ大聖堂といい、右側には洗礼堂が併設されています。
11世紀中ごろにロマネスク様式で建設がはじめられ12世紀末に現在の姿となったもので、その後幾たびが増改築が施されており、鐘楼は13世紀末にゴシック風で建てられたものです。
右側の洗礼堂は八角形の形状で高さは35メートル、13世紀初めの建築です。
 
     
     
  サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会
16世紀の初めにラテン十字の平面でバロック様式により建てられた教会で、内部にはコレッジョによる「洗礼者ヨハネの幻視」のフレスコ画があります。
 
   
   
ガルバルディ広場の総督宮殿は13世紀の建設。宮殿の前にはガルバルディの像があります。  
    
  宮殿中央には時計塔があり、その下部には日時計があります。
この日時計他で見るのとはちょっと違っており、右側には上に午前、下に午後の日時計が、左側はカレンダーとなっています。
 
     
パルマの郵便局
海外に行って郵便局の中に入ることはあまりありませんがこの郵便局の中は見ごたえがあります。
 
   
     
  パルマ駅  
        
  ヴィットリオ・ボッテゴ像
パルマ駅前にあるカルロ・アルベルト広場にある噴水の上にあり、調べると19世紀末の探検家でソマリア、エチオピアを探検した人のようです。
 
     

降り続いた雨でパルマ川もご覧のとおり
 
 
     
午後3時過ぎパルマを出発して次の目的地モデナに向かいます。  
        
     
     
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