礼文島と利尻島
   
 
礼文島

稚内港からフェリーで約2時間、最北の島礼文島に着きます。島の名前はアイヌ語のレプン・シリ(沖の島)から来ているとか、朝一番のフェリーに乗るため6時前にホテルを出発です。
礼文島は利尻礼文サロベツ国立公園に指定されており、レブンアツモリソウなど約300種の高山植物が自生する「花の浮島」とも呼ばれる島ですが、訪れた8月下旬は数種類の花を見かけるだけにとどまりました。花の時期は5月下旬から7月上旬のようですので再度訪れてみたいところです。
   
     

稚内港と百年開基塔
 
礼文島と香深港
   
   
桃岩展望台
島の西側にある展望台で、桃の形に見える岩と猫のように見える岩が望めるところで展望台の周りは高山植物の宝庫のようですが時期が遅いせいかあまり見かけませんでした。
 
   

桃岩

猫岩
 
   
 
元地漁港と地蔵岩(上左写真の中央)遠景    
      
スコトン岬
礼文島の北端にあるこの岬、漢字では須古頓岬と書くようだが、語源はアイヌ語の「ス-コタン」からきておりその意味は「夏の集落」とのこと。宗谷岬が『最北端』に対してここスコトン岬は『最北限』と看板に表記されている。
   
   
スコトン岬で見る海驢島(とどじま)
スコトン岬から約3km北側にある無人島で、ウミネコ等の海鳥が生息しており夏の間だけ船で渡ることができるようである。

 
   
最北限のトイレ
と表記されているけど宗谷岬のところにもトイレがあり、宗谷岬のほうが緯度で3分ほど北のあるので5kmほど北のあるはず。どちらが北なのだろうか。それとも宗谷岬のトイレには看板がなかったけれど『最北端のトイレ』なのか?
 
   

レブントウヒレン(キク科 北海道固有種)

キタノコギリソウ(キク科)
 
   

アサギリソウ(キク科)

ツリガネニンジンソウ(キキョウ科)
 
   
 
金田の岬のゴマフアザラシ  
   
利尻島

礼文島からフェリーで約40分で利尻島に着きます。島の名前の語源はアイヌ語のリー・シリ(高い島)〜きているとのことで、島の中央には利尻富士とも呼ばれる利尻山(標高1,721m)がありますが、頂上はよほど天気がよくないと見えないようです。
   
      
   
   
鴛泊港とペシ岬
礼文島からのフェリーはこの鴛泊か島の反対側にある沓形の港に着くようですが今日はここ鴛泊に接岸です。
ペシ岬は高さ9mほどの小高い山(丘?)で別名灯台山とも呼ばれており展望台があるようです。
 
    
オタトマリ沼
一周するのに約20分くらいでできるくらいの小さな沼ですが、スズメバチが出ているので回らないでとのことで駐車場の近くで撮影するだけにとどめたのですが、ここでも利尻富士は雲に隠れたままでした。
   
   
 
      
仙法志御崎海岸
島の南端に近いところにある海岸で、火山の噴火による溶岩がそのまま残っています。海の透明度がよく海草や海胆などを見ることができます。
   
 
   

沓形岬公園から見る礼文島
 
   
『出船の港』の歌碑
「ドンとドンとドンと 波のり越えて一挺二挺三挺 八挺櫓で飛ばしゃ・・・・」という歌詞を年配の方なら耳にした記憶があるかと思いますが、この出船の港の作詞者である時雨音羽氏がここ利尻島出身であったことから、この沓形岬公園に歌碑を建てたとのことです。
 
   

リシリアザミ(北海道固有種)
 
オニユリ
   
          
     
沓形岬で見る落日      
          
   
利尻富士
夕方撮ったときはまだ周辺に雲がありましたが(上左)  、夜7時半ごろに撮ったら雲もなく星空となっていました(上右)。
   
          
おまけ
稚内空港を飛び立って小一時間したときにふと機内の前方を見るとテレビの画面に映る飛行機の進行方向が違っているのに気がつきました。何でだろうとしばらく見ると右の写真のように仙台上空で旋回しているではありませんか。
すると機内アナウンスがあり、羽田近辺がかなり激しい雷雨に見舞われ離着陸がストップしており到着が遅れますとのこと。結局5回ほど旋回し、羽田に着いたのは当初の到着時刻を一時間ほど過ぎたころでした。
     
          
          
   トップページに戻る            気嵐立つ紋別の朝を見る