テムズ川クルーズ
 
ロンドン塔のそばにあるタワーヒル船着場からビック・ベンのそばのウェストミンスター船着場まで約30分間のミニクルーズです。

 
        
  巡洋艦ベルファスト記念艦とザ・シャード
テムズ川に係留されている巡洋艦ベルファスト記念艦は1939年に就役した排水量11,553tのイギリス海軍の軽巡洋艦で、第2次世界大戦に参戦したのち1963年に退役、1971年より大英帝国戦争博物館分館として利用されています。
後の三角の建物はザ・シャード(通称 ロンドン・ブリッジ・タワー)と呼ばれるヨーロッパ一高い超高層ビルで地上87階建て、尖塔高310mの複合ビルで、オフィス、レストラン、ホテルそしてマンションなどが入っています。
展望フロアもありますが、事前予約が必要とのことで当日購入だと29.95ポンド(日本円で約6,000円)です。
 
   
  20フェンチャーチストリート・ビル
シティ・オブ・ロンドンに2015年1月にできたオフィビルで別名:The Walkie Talkie(携帯型双方向無線機)と呼ばれています。ビルは上に行くほど大きくなっている変わった形をしておりシティのランドマークとなっています。ビルは39階建てで高さ160mあり、最上階にはスカイガーデンがあり、レストランやカフェもあってロンドン市内が一望できるとあって大人気のようです。
ザ・シャードの展望フロアが優良なのにここは予約すれど無料とのことですが、なかなか予約が取りにくいとのこと。
 
     
タワー・ブリッジ
1894年に完成した跳開橋で橋の長さは244m、両側の塔はゴシック様式で建てられており高さは65m。中央部の開閉は現在も行われていて日によって違うようですが1日に2、3回開閉しているようです。開閉は当初蒸気機関で行われていましたが現在は電力により行われています。上部の橋は44mの高さのところにあり、エレベータを利用して登ることができ、「ウォークウェイズ」と呼ばれていて歩くことができます。イギリス第1級文化財指定です。
 
    
     
オールド・ビリングスゲート
テムズ川沿いにあるこの建物は19世紀において世界最大の魚市場オールド・ビリングスゲート・フィッシュ・マーケットでした。魚市場は1982年に別の建物に移されて現在はイベント会場になっています。
魚市場だけあって屋上の風見鶏は“鶏”ではなくて“魚”です。
   
 
     
ゴールデン・ハインド
1577年に建造されたガレオン船のレプリカで、当初「ペリカン」という船名でしたが、世界周航を行った際に出資者であるクリストファー・ハットン卿の紋章にちなんでゴールデン・ハインドと改名されました。
私は一時期帆船模型を作っていましたが、今でもその際制作したものが自宅に飾ってあります。
    キャノン・ストリート駅
シティ・オブ・ロンドンの南端にある駅でテムズ川沿いにあり、中世のハンザ同盟のロンドン交易基地であったスティールヤードに位置しています。
1866年の開業で、ホームの両側にある高さ約41メートルの塔が特徴となっています。
初期の駅舎は再開発のため取り壊され新駅舎(写真の中央部分)が完成しましたが塔は修復して現存することとなりました。
この駅では1991年に死亡者2名負傷者248名を出したキャノン・ストリート駅事件が発生しています。
 
 
   
  サザーク橋
1819年に架けられた橋を1921年に架け替えたもので、以前の橋は3つの巨大なアーチを花崗岩の柱で支える構造であったことから「石の橋」と呼ばれていたようです。
橋の左側のモダンな建物はOfcomといって英国情報通信庁の建物です。
なお、グーグルマップでは「サウスワーク橋(Southwark Bridge)」となっていますが、発音からはサザク、サザークが近いようです。(ウィキペディアではサザークとしています。)
 
    
ミレニアム・ブリッジとテート・モダン
ミレニアム・ブリッジはミレニアム記念事業のひとつとして2000年6月に完成した歩行者専用の歩道橋で、橋の長さは370m幅は4mとなっています。
橋の奥に建つのはテート・モダンといい国立近現代美術館です。
テート・モダンは戦後のロンドンの電力不足を補うために1947年と1963年の二度に分けて建設されたバンクサイド発電所が、その役目を終えて1981年に変電所としての機能を残して閉鎖された後に、取り壊しの運命であったものを改築して2000年にオープンしたものです。
 
   
     
  ブラックフライアーズ駅
ブラックフライアーズ駅は、ロンドン地下鉄およびナショナル・レールの列車が発着するで、1886年にセント・ポールズ鉄道橋が完成したときにセント・ポールズ駅として開業したもので、経年変化により鉄道橋の劣化が激しくなり1977年に現在の新駅舎が完成したもので、写真のオレンジ色のい橋脚は旧鉄道橋のものです。
 
     

JPモルガン・チェース
 
ロゲー・グローバル(Rogge Global Partners PLC)
 
       
  ウォータールー橋
今から200年前近くの1817年ストランド・ブリッジ社によって最初の橋が架けられて国有化する1878年まで有料橋として運用されていました。ウォータールー(Waterloo)とはフランス語でワーテルローのことであり、1815年のワーテルローの戦いにイギリス軍が勝利したことからこの名がつけられています。
現在の橋は1945年に架けられたもので建設途中に第2次世界大戦の際には爆撃の被害にあい女性の手を借りて完成したとのことです。
この橋を題材にしたのが、ロバート・テイラーとビビアン・リーが主演した名作「哀愁」です。原題は「Waterloo Bridge」といい、初代の橋を舞台にして撮影し1940年に公開され、日本では1949年に劇場公開されていますが、屈指の恋愛映画といわれています。
 
     
  ヴィクトリア・エンバンクメント・ガーデンのオベリスク
ヴィクトリア・エンバンクメント・ガーデンはテムズ川の護岸工事を行った際に造られた庭園で無料で入園できます。
庭園の堤防側に建てられた「クレオパトラの針」と呼ばれる高さ20メートルのオベリスクは黒いスフィンクスはエジプトのアレクサンドリアで約2000年もの間地中に埋もれていたもので、1819年にエジプトから贈呈の話が出たものの費用が莫大なためこれを辞退、1877年にウィルソン卿の寄付申し出により輸送が行われ、約1年後の1878年にこの場所に設置されたという曰くがあるようです。
 
     
  ゴールデン・ジュビリー・ブリッジ
1845年に歩行者専用として架けられたハンガーフォード・ブリッジ(赤い橋脚のある橋)が鉄道の拡張により鉄道橋として架け替えられ、1990年に老朽化により架け替えを決定2002年に現在のような姿になったもので、橋の両側に歩行者専用の橋が付けられました。
2002年は女王即位50年にあたっておりその後この橋はゴールデン・ジュビリー・ブリッジと改名したとのことです。
 
     
  ロンドン・アイ
1999年に開業した直径135m、25人定員のカプセルが32個ある観覧車は30分で一周しており、その構造は観覧車がホィールの外側にあり他の観覧車とはちょっと違う形となっています。
晴れていると市内が一望できることから料金が高い(約4,000円、優先搭乗だと約5,800円)にもかかわらず長い行列ができるようです。
 
   
  ロイヤル・エア・ホース・メモリアル
ヴィクトリア・エンバンクメントのそばに建つこのモニュメントは、二度の大戦で亡くなられた英国空軍兵士の慰霊のために建てられたもので、翼を広げた金色の鷲が載っています。
 
     
  ウェストミンスター船着場が見えてきました。後にはビッグベンが見えます。  
     
  カウンティ・ホール
1922年にロンドン市議会の庁舎として建設され、その後198年まで大ロンドン議会の庁舎として使用されましたが、1993年に日本の白山殖産に売却されてロンドン水族館などの商業施設として利用されています。
 
   
 
 
     
クルーズを終え再び市内観光です。  
   
   
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