ローマ、ナポリ
 
   
ローマ
 
イタリアの首都であるローマは、「永遠の都」とも、「バロックの劇場」ともいわれ、テヴェレ川の両岸に753年にに建国されたのが始まりといわれています。ローマ市内の観光は「歩き」が基本とか言われており、2度の訪問も「歩け、歩け」で、地図を片手に歴史の宝庫を散策しました。なお、市内の遺跡は「ローの歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂」として1980年に世界文化遺産に登録されています。
コロッセオ(世界文化遺産)
古代ローマの巨大な円形競技場は収容人員5万人といわれ、紀元80年に完成したとのことです。中に入ると競技が行われた部分が露出していて地下の倉庫なども見れます。(下段の写真、チョッと色が悪いですが。)
ツアーで行くとコロッセオはコンスタンティヌスの凱旋門あたりから見ることとなるため全景の写真を撮ることが難しいですが、上段左の写真はフリータイムで全景の撮れる場所を探し回り、オッピョ公園のところで撮ったものです。
コロッセオの付近では、映画「グラディエーター」でおなじみの剣闘士の格好をした人たちが一緒になって写真を撮らせてくれますが、後でお金を請求されますので注意が必要です。
コンスタンティヌス帝の凱旋門(世界文化遺産)
ローマ最大の凱旋門で、315年に建てられたものです。この写真はコロッセオから撮ったものです。写真の右後方がフォロ・ロマーノになります。
アウグストゥスの遺跡
初代皇帝であったアウグストゥスの生家と言われる遺跡です。フォロ・ロマーノと通りを挟んで反対側にあります。
フォロ・ロマーノ(世界文化遺産)
フォロ・ロマーノは古代ローマ時代の政治経済の中心地だったところです。19世紀に発掘が始まったとのことですが、見学したときも学生達が発掘を行っていました。左の写真はフォロアウグストの遺跡、右の写真はアントニヌスの神殿です。

アントニヌスの神殿

サトゥルノ神殿とヴェスタ神殿(奥)

セヴェルスの凱旋門

           フォロ・ロマーノの全景
フォロ・ロマーノから見るパラティーの丘
古代ローマの歴代の皇帝が宮殿を造りここに住んでいたとか。
真実の口
映画「ローマの休日」のシーンで有名ですが、顔は海神トリトーネの顔で古代ローマ時代にマンホールの蓋として用いられていたものとか。
嘘をついている者が手を入れると口をかまれるとの言い伝えもあり、おっかなびっくりで手を入れている人が結構います。サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の柱廊のところにあります。
トレヴィの泉
古代ローマ時代に水道施設の終端施設としての泉として造られ、18世紀半ばに現在の位置に移設されたとのことです。
肩越しにコインを投げ入れると、また来ることができるという伝説にしたがってコインを投げ入れてから4年半、2度目のローマ訪問でも訪れましたが、泉の周りはこの日も観光客でいっぱい、コインを投げ入れるのに一苦労します。
スペイン広場とスペイン階段(正式にはトリニダ・ディ・モンティ階段というそうですが近くにスペイン大使館があったことからこう呼ばれるようになったとのことです。)
映画「ローマの休日」でおなじみのスペイン階段、映画ではオードリー・ヘップバーンが階段に腰掛けてジェラートを食べていましたが、現在は禁止されています。この日は映画の撮影中で、冬のシーンなのかコートを着た俳優が汗を拭きながら撮影を行っていました。左の写真の手前はバルカッチャの噴水です。右の写真は階段の上から撮ったもので、正面の道はブランドショップが並ぶコンドッティ通りです。
サン・ピエトロ大聖堂(1984年「バチカン市国」として世界文化遺産に登録)
世界で一番小さな国、「バチカン市国」の大聖堂です。4世紀にコンスタンチン帝が建立したものを16世紀に改築して現在の姿になったものです。バチカン市国は面積が皇居の半分以下で人口はわずか800人くらい、カトリックの総本山でローマ法王が元首となっています。
昼間は大聖堂前の大きな広場が観光客でいっぱいになりますが(上段左の写真)、朝一番で行くとガラガラで、写真を撮るにはお勧めです。(上段右の写真)
大聖堂横の入口からエレベータと階段を使って大聖堂の中を見ながら屋上に上がることができますが、エレベータは途中までしかなく、狭い階段を上がって登ったクーポラから見ると、ローマ市内が一望できて素敵です。ただし、写真のように靄っていて見難いときもあります。(下段左の写真)
下段右の写真はバチカン市国の衛兵です。この衛兵は軍隊を持たないバチカン市国のためにスイスから派遣されているもので、16世紀から約500年間ローマ法王の護衛に当たっています。衛兵が着ている制服も当時のスタイルそのままだそうです。

ナポリ
 
「ナポリを見て死ね」ともいわれる風光明媚な街で、「ナポリ歴史地区」として1995年に世界遺産に登録されている南イタリア最大の都市ですが、治安があまりよくないとも言われ2度の訪問とも市内散策はしてもらえず、バスの車内から市街の風景を眺めるだけとなりました。
左の写真は地中海に突き出て建てられているたまご城です。12世紀に建てられたものですが、城の基礎に卵が埋め込んであるためといわれています。右の写真はたまご城のそばから見たヴェスビィオ山です
 
      
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